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日々のあれこれ アーカイブ

2008年10月29日

ブックピックの顔。

偉大なサイト百式で紹介されていた遊べるサイト。
Turn Your Name Into a Face
その名のとおり、名前を打ち込むとアナログ感漂うドット絵の顔に変換してくれるという、
ただそれだけですが、妙にハマってしまう。


ブックピックの顔は、こうなりました。
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売れないフォーク歌手みたい。


つづけて幾人か、このブログに名前が出てきた有名作家の名前で試してみました。

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あ、意外と近い・・かも。

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サイヤ人。

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こういうの描いてそうだな。

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絶対に推理小説は書けない顔です。


「名は体を表す」とも言います。隠れた本質があらわれているのかも知れません。
お気に入りの有名人や、気になるあの人の名前で試してみてはいかがでしょう?

きじま

2008年09月20日

杉浦日向子の日曜日

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杉浦日向子さんが、彰義隊をテーマにした作品『合葬』(ちくま文庫) のあとがきで、素敵な文章を書いています。

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 (島崎)藤村が「夜明け前」を著わしたように、近世つまり江戸は〈暗黒の時代〉のように思われがちです。芳賀徹氏はこれに対し、近世が日曜日であり、近代=明治維新は〈月曜日の夜明け〉だとたとえています。私はこの言い方がとても好きです。

 日曜日の日本に生きた父祖たちに会いたい、縁側でお茶でもすすりながら話をしたいと思っています。
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日曜日の日本。
杉浦さんの描く、教科書的でも時代劇的でもない、日常的な江戸の空気感に実にしっくりくる。
「江戸から来た」とまで言われた人の、その時代への距離感を共有できたような気がしました。

鬼島

2008年09月16日

「ねもと」とはなにか?

昨日はラ・マレアの打ち合わせの帰りに、COLUMBAの公演「ねもと」を見てきました。

COLUMBAは脚本・演出の石神夏希さんによるユニットで石神さんは、ペピン結構設計という劇団の脚本・演出もやっています。ペピン結構設計は[encounter.]を期間限定運営していたビル、北仲ホワイトにも入居していた劇団で、その前からいろいろとお世話になっています。

久々に石神さんの作品を見せていただきましたが、気持ちよく笑わせていただきました。ホームページで説明があるように「合コンで生中を頼んでから乾杯するまでの話」なのですが、生中どころか、注文もなかなか通らず、おしぼりもなかなか来ません。9割方の人は店を変えてしまうところですが、驚きのおしぼりが出てきたりで長くて濃ゆい乾杯までの時間が始まります。
いつも通りストーリーはのれんに腕押し的なとらえどころのなさを保ちながら、全体としてのバランスがとてもよくてつい魅き込まれてしまう作品でした。特にキャスティングがよく、役者さんにうまい演出をさせるなぁと感心しました。見た人にしか分からないですが、一回一回わざわざ襟を立てて自己紹介をする彼が最高でした。言い回しの台詞はもちろん、しゃべり方の抑揚だったり細かい仕草だったりといったディティールに気を使ってることで、いろんな意味で「ありえない」のに、「にくめない」印象を受けてしまいます。

ちなみに、「ねもと」は合コン会場となる飲み屋の名前です。なぜその名前がついたかを観客に考えさせますが、その理由ははっきりと語られません。

幼なじみという映画監督、小泉徳宏さんとのパフォーマンストークも飲み屋的雰囲気を醸し出しながら、核心に迫る話もちらちらと出ていて興味深いトークショーでした。

かわかみ

2008年09月13日

文庫本葉書を片手に夜のDADA CAFEへ

今日の夜は9月15日から再オープンするDADA CAFEさんのパーティーに招待していただきました。代々木駅東口を出て徒歩30秒。ここかな?という小さな路上を入っていくと、小石を敷き詰めた地面と和風の引き戸の入り口があります。

おいしい飲み物と料理に加えて、今日はスペシャルイベントでキノ・イグルーさんが上映会をやってくれました。映画が始まる前の一瞬の消灯。月明かりに木陰の見える風景は都会とは思えない懐かしい気持ちにさせてくれました。キノ・イグルーさんの選んでくれた短編映画は、これは!と思わせる作品たちばかりで、まことにうならされるセレクトでした。

カフェてありながら日本の風情がありホームパーティー的でもある居心地。DADA CAFEらしいアットホームな雰囲気を終始満喫させていただきました。

再オープンに向けブックピックオーケストラの文庫本葉書も増産しました。ぜひDADA CAFE独特の居心地を感じつつ、文庫本葉書も手に取ってください。

かわかみ

2008年09月07日

甲府にて

たびたびクヌギーです。

この週末に甲府へ行く用事があったので、竹中英太郎記念館を訪ねました。
先月きじまくんから借りた「ブンブン堂のグレちゃん」で知って、ちょうど甲府に行くことが決まっていたのがグッドタイミングでした。

竹中英太郎記念館
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個人運営の施設ですが、館長の金子さんとお話をしたり、資料を好きなだけ拝見したりして、ゆっくり過ごすことができました。私と同じように「グレちゃん」を読んで訪ねる人は多いそうです。記念館の資料の本棚にも「グレちゃん」はちゃんとありました。こういうつながりはささやかだけれど、うきうきしますね。

ところで、記念館の館長日記に私が訪問したときの様子が紹介されています。
読んでいる資料は雑誌「新青年」の写しです。夢野久作は全然読んでないよなー、いつかは読まないとなーなどと思っていました。

竹中英太郎記念館 館長日記

2008年09月01日

佐野洋子の絶景

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孤独とは何か。

底なしの自由。

おならをして、たった一人だと気づく時、

ほっほっほと笑う幸せ。


『あっちの女 こっちの猫 佐野洋子画文集』から


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棚の一角にひっそり収まる薄い本、何気なく開いた一頁に、
ふと覗き込んだ路地裏が、見たこともなく懐かしく、
どこまでも続いてゆきそうな。

日が沈むとだいぶ涼しい。秋が近づいてきましたねー。

鬼島

2008年08月24日

ウェブリニューアル!

メルマガでは報告しましたが、やっと本サイトをリニューアルしました。
アーカイブなどもちょこちょこ更新していくのでぜひ見てください。
オーケストラ・ピットからは右上のボタンをぽちっと押すと、すぐにトップに戻れます。

先ほどトップページもマイナーチェンジしました。
しばらく待つと、真ん中の写真もぺらぺらと入れ替わります。

カワカミ

2008年08月19日

1988 CAFE SHOZO近況

クヌギーです。

毎日暑いですね。私も暑いのは苦手で、洗濯物の乾きがよい以外のいいことが思いつきません。
先週行った那須のほうは、昼間はからりと暑く、夜は長袖を1枚重ねてちょうどよい涼しさでたいへん快適でした。東京に戻ってからの暑さのせいか、それは1週間前のことなのにもう遠い思い出です。

その思い出に浸って涼もう(?)というわけではないのですが、那須へ行く途中、黒磯にある1988 CAFE SHOZOに立ち寄ったので、近況をレポートします。

黒磯駅から歩いて10分ほどでカフェに到着。私がお店についたのは開店してすぐだったので、あまり混んでいませんでした。今のうちにとひとりで写真を撮りました。

ブックピックの本があるのは、お店の奥まったところです。

本のあるコーナーへの入り口。
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本のコーナーの奥には読むためのスペースもあります。
のんびりした雰囲気です。

そちらから見た本たち。
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本を読むためのいす。
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ベンチもあります。
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ひとしきり写真を撮ってから、2階のカフェでうわさのブルーベリータルトとカフェオレをいただきました。カフェスペースは写真を撮らないルールのなので、食べることに専念です。

ブルーベリータルトはタルトの台にカスタードクリームと生クリームが層になっています。丸いタルトを1人前ずつに切り分けて、アルミの紙で包んでからたっぷりと生のブルーベリーを乗せてあるようでした。アルミの紙を外すと、ポロポロとブルーベリーがこぼれ落ち、ぜいたくな気分になりました。

お店の方と少しお話したところ、ときおり、本を読むスペースでがっつり読んでいかれる方もいるとか。本を目当てにこのお店を訪ねてくださる方がいたらうれしいです。

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2008年07月30日

1988 CAFE SHOZOで古本はじめました。

1988 CAFE SHOZO 1F古本スペース

益子のSTARNETに続き、那須塩原の1988 CAFE SHOZOさんでも古本販売をスタートしました。とりあえず、11月末ころまでの期間限定販売です。
にわか雨に降られながらも、到着したころには雨はやんでくれて、涼しく快適に棚づくりをしてきました。

1Fレジカウンター向かいの部屋に本を並べ、2Fのカフェで一休み。
1988 CAFE SHOZOの珈琲やミルクティの味はすばらしく、季節のケーキ「ブルーベリータルト」は日帰りとは思えない旅の充実感を与えてくれました。

黒磯駅からも近く、1988 CAFE SHOZO向かいには理想的なイタリアンのお店がありますのでぜひ立ち寄ってみてください。

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 1988 CAFE SHOZO
 栃木県那須塩原市高砂町6-6
 営業時間:13:00~21:00 定休日:第1金曜日
 http://www.shozo.co.jp/
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雨上がりの1988 CAFE SHOZO

雨上がりの1988 CAFE SHOZO

カワカミ

2008年07月09日

往来堂書店へ行く

こんばんは
今週は不安定なお天気ですね。
わ 傘さしてる人!雨か? と思ったら日傘か、などなど。

そんな曇り空の中、千駄木の往来堂書店まで行ってきました。
首からがま口を下げている中学生の女の子(「seventeenありますか?」と訊ねていた)や、隅から隅までじっくりと時間をかけて棚を見ている若い男性(手に持っていたのは斎藤環?)、買い物袋を下げて絵本を読みふけっているお母さん(わたしも長谷川集平で育ちました)。

ちょっと親密な空気です。

文庫本葉書はどこにあるかな?
おっと、『考える人』と『diaries』の間です!
『考える人』夏号の特集は「自伝、評伝、日記を読もう」ですよ。
日記文学好きとしては発売日に買ってお昼にお弁当食べながらがっつり読んでしまうのでした。
辻邦生の日記帳もとっても素敵。
最相葉月さんのインタヴューもよかったし、
巻末にある高野文子さんと鶴見俊輔さんの対談にもぐっとくるものがあります。
『diaries』はまだ読んでいません。宇宙…?

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何はともあれ、
ゆっくり見れる場所に置いていただいて嬉しいです。
店長、ありがとうございます。

ちなみに今日と明日は往来堂近所の光源寺にてほおずき市が開催されています。
老若男女すごーくたのしいお祭りです。
ステンドグラスのお店や手ぬぐいがかわいい旅猫雑貨店などなど、いろんなお店がありますよ。
チキンライスは絶句するおいしさです。
明日も食べたいなあ。
綿菓子ができていく様子って見飽きませんね。

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松尾藍子

2008年03月30日

マツオ、霧の谷へ

「あのう、霧の谷へはどういったらいいんですか?」
 マツオは思いきって、そばを通ったカワカミにたずねてみた。
「まっすぐ行って右曲がって左!!!!!!!!!」


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2007年12月15日

まんが塾:五十嵐大介「はなしっぱなし(下)」

ついに私のところへやってきた、五十嵐大介の本。うれしー。まつおさん、ありがとう。
中を見るまでもなく、まつおさんオススメの本がうちに来る、ということにワクワクしました。

「下巻から読んでも平気」とのことで、私にとって最初の五十嵐作品は「はなしっぱなし(下)」とあいなりました。短編集です。
読み始めてうひゃぁ~・・・まいったなぁと思いました。どれも不思議な話。本当にありそうではないけれど、ウソっぽくはないです。
「好き」っていうのではないのですが、何作か読んで、いったん本を置いても、そこに「はなしっぱなし(下)」があるということが、非常に気になります。気になる気になる気になる。
そんなわけで心がざわざわします。でも、このざわざわ感はいやではなくて、心ならずもひたっていたくなってしまうものです。

この妙な存在感、妙に心地よいざわざわ感。
しばらく夢中になりそうです。


クヌギ

2007年11月19日

真昼の渋谷、人と人との出会い

きょうは私用でNHKまで行ってきました。
とても方向音痴なので早めに早めにとにかく早めに行かなくてはいけないのですが
慣れないことをたくさんしていたら遅刻しそうで
とにかく地図をつかみ「Hey!Taxi」

ぜいぜいしていたわたしに運転手さんが
「お客さん走っていますねー」
など昨日のマラソンのお話や甲子園のお話をしました。
「人生でも突っ走ってフライングぎみなのですよ」とわたし。
NHKまでのほんの何分かの間、
ブックピックの活動のおはなしやバイト先の古本屋のお話などをしました。
とても素敵な方で遅刻気味なわたしを応援してくださり
名刺交換などして、とても楽しい時間でした。

とても嬉しかったので「おつりはいいです」というのをやりたかったのですが
先手を打たれ「お代はいいです、頑張ってください」と言われました。
年の功でしょうか。
頑張ります!

Sさま、お体に気をつけて
幸せな毎日を送れますように東京の片隅より祈っております。

松尾藍子

2007年11月18日

「埋めこんでるチャンネルすべてマンガ」

おはようございます。

さいきんブックピック内でまんがが流行りつつあるようです。
しめしめ。
もっと侵蝕していきたいな。
たのしみ。

きょうのミーティングに持って行くまんがです。
貸してほしいのですって。
うれしい限り。

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松尾藍子

2007年11月15日

<O-tsumami-books 壱の膳>ボジョレー解禁日にはじめます

初物は好きですか?

本日はボジョレーヌーボー2007解禁日。

とはいえ、解禁しました!って声高々に言われても。。
はあ、ちょっとストリップ劇場ばりの興奮ぐわいっすね、
と血圧が下がっていくのが人情というものではないでしょうか。
でも気になるのも人情というもの。

というわけで本日は
あまりにも周りが狂ったようにボジョレーボジョレー言っているので
近くのスーパーに買い物がてらワインを見に行ったら
正月かクリスマスのごとき盛り上がりにちょっとびっくり。
で、いろいろ考えたあげく、この波に乗るのも酌だが
このワイン指数鵜の盛り上がりに便乗してはじめてポートワインを購入してみました。

ポートワインとは、ポルトガルはポルト発祥の甘いワインです。
飲んでみるとこってりと甘く、そして結構酔っぱらいます。

これを飲んでいるとタブッキの『レクイエム』が思い出されました。
この本の中の主人公はリスボンをさまよいつつ、たしかポートワインを食するのです。
歩いては、ものを食う、そして人に出会うお話。

この甘ったるくて少々酔っぱらうポートワインを飲みながら、
タブッキの夢みがちな文体につきあいたい。

いや、タブッキに限らず、
酒を飲みながら、おいしいものを食べながら、
本を紹介するきまぐれ連載っていんじゃないかと思い、唐突ですが、はじめようと思います。
名付けてO-tsumami-books。

酒と食と本のマリアージュを探っていこうと思います。
酒飲んでほろ酔いになったとき、
きまぐれ更新させていただきますが、これからもどうぞよろしくお願いします。

きょうのおつまみ
タブッキとポートワイン

レクイエム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)
アントニオ タブッキ Antonio Tabucchi 鈴木 昭裕
白水社 (1999/07)
売り上げランキング: 206482


 サンデマン ルビーポート 750ml


どちらも甘くてうっとり。というところがよい組み合わせです。

O-tsumami-booksのラインナップはこちらをどうぞ
(今後も増やしていきます。)

ボンヌ

2007年11月03日

「水木しげるの雨月物語」

原宿祭りのときに、まつおさんから借りた「水木しげるの雨月物語」を読みました。
二つ前の記事の写真で、いちばん上に乗っているタイトルのところがピンクの本です。

雨月物語。一部知っているような、他の話と混ざっているような・・・私はちゃんと読んだことがありません。水木さんのこの本には、「吉備津の釜」、「夢応の鯉魚」、「蛇性の淫」の3つが収録されています。
怨念、自然の神秘、妖怪と、それぞれ趣の異なる怪談話ですが、それに関わってしまうきっかけが、「美しさ」であるところが共通しています。美はどこかこの世のものでないものの要素を持っているということでしょうか。

この本は雨月物語を楽しむというより、水木さんによる見開きいっぱいに描かれた挿絵を辿るように物語の中を歩くような感じです。しっかりと描きこまれ全体的に「黒い」絵には、不思議と透明感があり、どれもみずみずしい印象です。次の挿絵が現れるのを心待ちに文字を追うひととき。

水木さんの絵にもこの世のものではないものの要素があって、私たちは惹かれてしまうのかもしれません。でも、この本はたしかにこの世のもの。そのことに、ちょっとほっとしてみたり。

クヌギ

2007年11月01日

日本語なのに難しい。

先週末は益子に行って参りました。
1日目はどしゃ降りの雨、2日目は快晴という真逆の2日間を楽しく過ごしてきました。
写真もたくさん撮ってきたので、あらためて報告します。(撮りすぎて整理つかず。。。)

さて、今日紹介するのは渋い佇まいで、渋い良書がたくさんある創元選書。
『ポオ詩集』という文字が目を魅きますね。シンプルなのに個性がありとても魅力的です。

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注目すべきは翻訳者、あまりに高踏的でありすぎて人間とは思えないほどに評価の高い日夏耿之介先生が訳されています。
もう日夏先生の文章が読めるだけでありがたや、と手を合わせてしまいそうになりながら、ページをめくれば、期待にそぐわぬ難解さ!俗物はよせつけません。
初めて見る熟語がじゃんじゃん出てきて辞書がなければまともに読めません。

翻訳としての善し悪しは別として、ここまで翻訳者の濃い色を感じるものはほかにあるでしょうか。しかも、読んでみて感じるのは古めかしさよりもむしろ新鮮さであって、今なおこの翻訳が出来る人がいるかどうかと考えると、またも自然と手が合わさりそうになってしまいます。閉じた本の表紙をあらためてみて、「エドガア・アラン・ポオ」よりも「日夏耿之介 譯」の文字の方がすこーし大きくなっているのにもうなづいてしまうのでした。

川上

2007年10月30日

原宿祭り、神保町もお祭りです

こんばんは

今夜は「ここち」のインタビューで原宿へ。
次号の特集で我々がインタビューされることになったのです。

とりあえず打ち合わせしとこうぜと早めに着いたものの、
指定された場所がわからずボンヌさまに電話。
小声で「すいません、ラフォーレってどこだっけ?」と質問し、
丁寧に教えてもらい、無事に彼女のもとに辿り着けました。
ありがとう。
方向音痴でごめんなさい。
北仲ホワイトくらいだったら覚えられるんだけど。

今日は自慢も兼ねてたらふく本を持ってきたので
ミーティングになっていなかったような。

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しかし本の話は楽しいので、わたしはいいと思います。
主に喋っていたのはわたしですけど。
なぜか気分が高揚していたのです。
素敵な図鑑なんて買っちゃったし、
きょうはお仕事もお休みだったし。

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ムナーリを読むボンヌ
素敵な絵本です。
『ZOO』もおすすめです。
最近よく彼女と偶然ばったりします。
なぜか?
二度あることは三度ある。
次はどこかな。

メンバーもちらほら集まり、
約束の時間になって約束の場所へ。
ここち編集部の齋藤さんとブックピックの平尾は
なんと中学時代の同じ部活の先輩後輩の仲でした。
すごい瞬間を目撃してしまいました。
あのときの二人の顔が目に焼き付いています。

インタビューでは川上が驚くほど話がうまくて
いつもの彼はいったい何だったのかと思ってしまうほどでした。
ごめんなさい。
いつもお世話になっております。
クヌギさんも素敵な発言で、おとなだなと感心。
わたしは間違ってばかり。
これからは黙っていよう。


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インタビューしてくださったリサさん。

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いつもお世話になっております齋藤さん。かわいい。
平尾さんと同じ中学校。

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素敵な靴を履いていた篠宮さん。足がきれいです。顔もきれいです。


どんな記事になるのやら。
たのしみにしております。
きょうのことで改めて気付けたことなどがあって
とてもためになりました。

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いろいろ整理して
もう一段階のぼれたらいいなと思った一日でした。


松尾藍子

2007年10月28日

自習の週末

今週末は益子ツアーですが、土曜日に先約のあった私はあえなく断念。だから、とか、意識してではないのですが、ひとりでも古書店をぶらぶらしました。
もちろん、同じ断念組の松尾さんにもちゃんと会いに行きました。

最後に行ったのは、地元の区民センターで開催されていたバザー。
たまたま図書館へ行ったときに遭遇したのですが、今日が最終日、あと2時間で撤収ということで、文庫本が1冊10円で叩き売り(?)されていました。

たいしたものないだろうと期待しないで眺めていたところ、私が気に入っている作品で状態のいいものが2冊あったので、文庫本葉書用に買いました。

これから引用します(笑)。


クヌギー

2007年10月22日

巻末ひらいてもすごいんです。

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内田百間(門構えに月)の本を購入。川上澄生の味のある装釘もなかなかいいです。
そういえば、この本では「装釘 川上澄生」、と書いてあります。「装幀」でもなく、「装丁」でもなく、「装釘」。
それぞれに何らかの理由があるのだ、と本で読んだような気がするようなしないような気がしますが、ブックピックでは実際に書いてある表記に従うことにしています。そして個人的には「装幀」を好みます。
それは画数が多い文字へのわたくしの憧れから。私の名字は、川上澄生先生と同じで、なんと直線を6本書くだけで成立してしまう「川上」です。
これでは壁のらくがきを見つめているだけで、なんとなく「川上」に見えてきたぞ、なんて心霊写真めいたことにも遭遇しかねません。
シンプル・イズ・ベストと自分を慰めつつも、例えば「澁澤」先生ほどになると、数えるのも大変です。なんと31画!わたくしの約5倍の画数!
名前の時点でもう人間の出来が違うような気がしてしまいます。まあ、澁澤先生においては、実際に人間の出来が違いますが。

とっても横道にそれてしまいましたが、この本を開いてみてから驚いたのは巻末に「内田百間著作目録」が並んでいること。当時の値段と出版社も記して年代順にずらーと並んでます。

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早稲田大学の横、稲門堂書店に売れなくて積んであったという『冥途』は「二圓五十銭」。大正十一年と書いてあるから、だいたい今の4000円から5000円くらいでしょうか。これじゃあ貧乏学生が多い(偏見でなく、経験から)早稲田の学生が買えるはずない。と勝手な推測も楽しめます。
本書は初版で1970年2月に出たものですが、内田百間は約1年後に亡くなっているので初版はほぼ網羅されているはずです。
しかしさらに驚くのは、「著作目録」をめくっていくとその先に「装釘意匠者一覧」も載っていること。

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巻末だけで売っていても購入してしまいそうです。

川上

2007年10月16日

雨の神保町、中華と歴史

きょうは毎日新聞タブロイド判「ここち」の打ち合わせが神保町で行われました。
名刺交換などろくにしたことがない私。
功刀さまをそそのかしてうまい蕎麦屋へ連れて行き、
そのかわりに社会人としてのいろはを教えていただいたのでした。

ほんとは蕎麦を食べたかっただけで、
名刺の謎は途中で思い出しただけです。


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蕎麦をすする功刀さん
おいしいたべものに目がない功刀さん
ふだんは冷静ですが、たまに興奮する功刀さん

打ち合わせは楽しかったような気がしますが
そんなことを言っていいのは
うまい原稿を書いてから!
なのかなあ。
がんばります。
本を好きな人とおはなしするのはとても楽しいです。
わたしは本を好きな人がとても好きです。
だからボルヘスがいちばん好きなのかもしれません。

中華とビールとおいしくて楽しいおはなし
ありがとうございました。

松尾藍子

2007年10月15日

悠々として、急げ

帰り際にふらりと古本屋に立ち寄って、90年代の太陽を3冊購入。
60年代、70年代の太陽もいいけれど、この頃の太陽もいい味出してるんだな、これが。95年1月号「特集 作家の宿」、96年5月号「特集 開高健」、98年8月号「特集 コレクター」と新しくなるにつれ、渋みが薄くなっている気もします。

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太陽というと、編集っぷりもさることながら、やっぱり写真がすばらしくて使い方もうまい。ペラペラとめくるだけでとても楽しい。涅槃像が処狭しと並ぶ横尾忠則邸、宴席で両手を揺らし盛り上がる内田百間(正しくは門構えに月)、軍服にヘルメットの姿がコメディのようでありながら、まぎれもなくリアルな表情をしている戦場の開高健。

写真だけじゃないよということで一例をあげておくと、「特集 開高健」には井伏鱒二「開高健に授けた鮎釣秘伝書」なんてタイトルが並んでいるんだからまいります。

川上

2007年10月13日

ちびちび内職

今日はさわやかな秋晴れでしたね。
午前中は自転車に乗って、お寺の阿字観(瞑想修行)の会に行きました。今は自転車生活のベストシーズンです。暑くなく、寒くなく。

そして午後からは、文庫本葉書を作りました。今回は2冊。
先週のミーティングで引用を印刷した包み紙をかわかみさんからもらっておいて、道具のいる作業はうちで。これがいちばん効率的かなぁと思うこのごろ。
みんなで作業をするのは楽しいけれど、人手があるからこそできることを優先した方がきっといいです。

ということでひとりで作業をしたのですが、実はかなり見よう見まねというか、文庫本葉書、1回も作ったことことなかったんですよ!
途中かわかみさんに電話して確認したりして、ていねいに作りました。どうでしょう?見えない部分もこっそりこだわってます(ホントです)。

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この写真では、わかりづらいな。
明日のミーティングでコバヤシ班長に検品してもらわなくては。

今回は私が引用したものを包みましたが、内職ちっくな包み作業だけでもけっこう楽しいです(私は)。
とくにこれからの季節は、ぬくぬくと家でものづくりにいそしむのが好きなので、どんどん作りますよ!

クヌギー