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2016年09月 アーカイブ

2016年09月06日

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016に出展します!

【9/14追記】 ブース番号は「D-20」です! お待ちしております。


文庫本葉書担当のクヌギです。

9月16~19日に開催される「THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016」に出展します。
今回も、手製本リトルプレス「MONONOME PRESS」との共同出展で、ブックピックとしては、文庫本葉書と文庫本画廊を販売します。

本の販売ブースのほかに、トークイベントやパフォーマンスもあるので、ぜひサイトをチェックしてみてください。また、会場は、明治記念館の向かい。緑が多く、お散歩にはうってつけのエリアです。
「連休は近場で」という方、「連休だから東京へ行く」という方、どうぞお出かけください。


◆THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016 概要

日程: 日にちにより時間が異なるので、ご注意ください。

    9/16(金) 15:00-21:00
    9/17(土)・18(日) 12:00-20:00
    9/19(月) 11:00-19:00

会場: 京都造形芸術大学・東北芸術工科大学外苑キャンパス
    東京都港区北青山1-7-15(最寄駅:JR信濃町駅)

    ※ブース番号は、わかりしだいTwitter(@bookpick)でお知らせします。

URL: http://tokyoartbookfair.com/

Book! Book! AIZUに参加します。

文庫本葉書担当のクヌギです。

福島県喜多方市で文庫本葉書を取り扱ってくださっている、「食堂つきとおひさま」の五十嵐夫妻が実行委員として関わっている会津地方のブックイベント「Book! Book! AIZU」に、2年ぶりに参加します。

今回はワークショップではなく、「読書会」の進行役を務めることになりました。
読書会……ちょっとハードルが高いと感じられるでしょうか。でも、この読書会には、気軽に参加してほしいと思っています。

本を読んで、それがお気に入りになったとき、その本のことを誰かに話したくなりませんか? 今回の読書会はそういう話をするところです。盛り上がったときの気持ちをそのままに、参加されるみなさんに、その本の話を聞かせてください。わたしもとても楽しみにしています。

それから、Book! Book! AIZU期間中は、「食堂つきとおひさま」以外に、猪苗代の「はじまりの美術館」、会津若松の「ギャラリーひと粒」でも、文庫本葉書を販売します。また、一箱古本市ではわたしが文庫本葉書の販売をします。だれよりも詳しく商品説明ができますので(当たり前だ!)、どうぞお立ち寄りください。


◆Book! Book! AIZU

開催期間: 10月1日(土)~10日(月・祝)
URL: http://bookbookaizu.info/


◆Book! Book! AIZU「読書会」

日時: 10月10日(月・祝) 10時~12時

場所: 一箱古本市会場内テント

定員: 10名

参加費: 500円(飲み物付)

進行: 功刀貴子(ブックピックオーケストラ)

テーマ: 「わたしのすきな本」
  お気に入りの本について、楽しくおしゃべりする会です。
  お気軽にご参加ください。

持ち物: 人にすすめたい本を1冊お持ちください。
  最近読んだものでも、長く大切にしている本でもOK。
  小説、エッセイ、絵本、マンガ、写真集……ジャンルは問いません。

お申込み: こちらのお問い合せフォームからお申し込みください。
  その際、件名を「読書会」とし、「メッセージ本文」に参加される人数と、
  ご連絡先(電話番号)のご記入をお願いいたします。
  なお、複数人で参加する場合は、申込みをされる方のご連絡先のみでけっこうです。


◆文庫本葉書の販売

〈10月1日~10日〉

 ・はじまりの美術館
  住所: 福島県耶麻郡猪苗代町新町4873
  TEL: 0242-62-3454
  開館時間: 10:00~18:00(火曜 休み)
  URL: http://hajimari-ac.com/

 ・ギャラリーひと粒
  住所: 福島県会津若松市徒之町2-15
  TEL: 0242-85-6658
  営業時間: 11:30~17:00(月曜・月末日 休み)
  URL: http://hitotsubu-aizu.com/

〈10月10日〉

 ・一箱古本市
  会場: 東邦銀行会津支店南側パーキング
  開催時間: 10:00~15:00

〈常設販売〉

 ・食堂つきとおひさま
  住所: 福島県喜多方市字寺町南5006番地
  TEL: 0241-23-5188
  営業時間: 9:00~1700(火曜・水曜 休み)
  URL: http://tukitoohisama.com/
  ※10月10日は、一箱古本市出店のためお休みです。ご注意ください。

2016年09月13日

8/28日(日) SAKE TO BOOKSを開催いたしました

選りすぐりのお酒とともに本を楽しんでいただく「SAKE TO BOOKS」。
南青山のシェアオフィスFAROにあるレストラン「PORTUS」を会場に日曜日の夕方から開催しました。

この日は、関東に台風10号が近づいている影響で小雨が降ったりやんだりのあいにくの天気にもかかわらず、常連の方もはじめての方もゆっくりと本を楽しみにいらしていただきました。

さて、みなさんはどんな本と出会ったのでしょうか。

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素敵な雰囲気の「PORTUS」が会場

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今回のワインは4種類

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マッカーサーに楯突いたことでも知られる、白洲次郎がお好きだったとのことで、追加で90年代の太陽の白洲次郎特集を。

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FAROオーナーの堀さんは、画廊をテーマに、銀座「現代画廊」の画廊主でもあった洲之内徹の代表作と、柳宗悦がものを集めることの何たるかを書いた『蒐集物語』、川本三郎の近場の旅の名紀行文を。

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こちらは、お仕事で関連したことがあるという、『苦海浄土』で知られる石牟礼道子さんの本と、吉行淳之介と開高健の大人の対談集『美酒について』を。

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文章にピンと来て選んでいただいた一冊。メキシコの画家ポサダが表紙を飾ります。先日惜しくも亡くなられた長田弘さんの若い頃の詩集。

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新宿書房の名シリーズ、干支の動物に関わる短篇だけを集めたアンソロジー。こちらは『羊』の巻。

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「ユーモア」をテーマに、実は名エッセイストでもある、ピアニストの大御所山下洋輔さんの一冊。

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吸血鬼系がお好きとのことで、バンパイアの代名詞となったドラキュラの原作、ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』を世界第ロマン文庫で。お友達も初期の装幀の岩波少年文庫の『名探偵カッレとスパイ団』、海の恋人と呼ばれる、ジャック・イブ・クストーのサメにフォーカスした『海のテロリスト』。

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数学系読み物の名作中の名作、サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』をお友達へのプレゼントとして。

2016年09月26日

詩と音楽「眠る前に一篇の詩を。」

文庫本葉書担当・クヌギより、今回は、文庫本葉書や文庫本画廊に関係しないイベントのご案内です。

渋谷区神宮前の「美肌室ソラ」での、『詩と音楽「眠る前に一篇の詩を。」』で、詩のセレクトと朗読(声に出して読んでみることの実践)を担当します。
「詩と音楽」の”音楽”を担当されるのは、扇谷一穂さん。しっとりとしたドリーミーでニュートラルな声の持ち主です(矛盾しているようですが、そうなのです。←個人的意見)。
そして会では、coucouの、この会のためにブレンドされた「おやすみティー」をお召し上がりいただきます。

美肌室ソラがあるのは神宮前ですが、とても静かな一角です。
詩を声に出して読むことで、昼間の喧騒に疲れた気持ちをリセットしたら、次は、ゆったりと音楽に包まれるひととき。
少人数で、言葉と音に触れる秋の夜長を過ごしに、お出かけください。


◆詩と音楽「眠る前に一篇の詩を。」

 日時: 10月12日(水)19時~21時

 参加費: おひとりさま3,000円(税込) coucouおやすみティー1杯付き

 お申込み: contact@bihadasora.com
       ※お名前、ご連絡先メールアドレスと携帯番号、参加人数を明記の上、
        件名「10/12の会」とし、メールにてお申込みください。

 詳細はこちら

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この会は、季節が変わるごとに4回、開催する予定です。今回が初回にあたるので、わたしの意気込みというか、セレクト役を引き受けた気持ちを書いておきます。

わたしはふだん、文庫本葉書を作るために、さまざまなジャンルの本を読み、そこから短い文章を抜き出しています。詩歌の本もありますが、小説やエッセイから抜き出したものを、「詩みたいだな」と感じることもあります。
詩のことを深く学んだわけでもないけれど、「詩みたいだな」と感じる。そういうことは誰にでもあると思います。そして、それが「詩への親近感」だとも。けれども、「詩ってむずかしい」「詩を読むのは気恥ずかしい」「たくさん読んでいないから語れない」という、詩に対する敷居の高さを感じている方が多いのが現実です。

それって、ちょっともったいないな、と思います。
だれもが、それまで読んだなかで、「お気に入りの詩」を持っていいのだから。

「詩への親近感」を持っている、ひとりの市井の読者であるわたしの、詩への近づき方、詩の楽しみ方をご紹介しつつ、いっしょに季節の詩を読んだり、聞いたりしたいと思っています。
(詩のほか、短歌や俳句も織り交ぜる予定です。)

会で紹介できる詩はほんの少しだけれど、心を動かされたものがあれば「お気に入りの詩」にしてもらいたい。帰り道に、言葉を心で繰り返し、そして、その一節をご家族やお友だちに話してもらいたい。
そんな気持ちで、紹介する作品を選んでいます。

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