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話題の空港のブックショップをのぞいてみる

Tokyo's Tokyo

きじまです。
BACHの幅さんが手掛ける羽田空港の「Tokyo's Tokyo」をのぞいてきました。
とはいえ旅行なんかではなく、たまたま近いところを通ったので、思い切って足をのばしてみたというだけですが…。

「Tokyo's Tokyo」は雑貨+本のショップ。空港内で東京、いやTokyoの最前線に触れることができます。

シアタープロダクツのデザインしたユニフォームを着たお姉さんたちが軽やかに接客する店内、なかなか賑わっていました。

雑貨は、そのシアタープロダクツの限定Tシャツをはじめ、東京の感度の良いショップで扱っていそうなラインナップ。

本は全部で150~200タイトルぐらい。
「北海道」「東北」から「九州」「沖縄」まで、エリアごとに区切られた棚に雑貨と混ぜて並べられた、店奥の壁一面のスペースがメインです。
「関東」から別枠になっていた「東京」の棚を見ると、DJ OZMAの本や「木下優樹菜も鬼推薦」な『渋谷語辞典』が並べられていてちょっと意表を突かれました。東京代表という視点で見ると新鮮な感じがします。
そこに『タモリのTOKYO坂道美学入門』、都築響一『TOKYO STYLE』のハードカバー大版などが混ぜられ、サブカル色が目立つ印象でした。都築さんの本は『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』などが他の棚にも。
冊数は少ないながらも角川のランティエ叢書や古本の雑誌「太陽」をところどころに使ったり、近畿に中上健次、東北に岡本太郎など地域ゆかりの作家の本を置いたりして、エッジを利かせていました。

ほかにも「飛行機」「山・自然」「ホテル」といった感じに分けられた雑貨に混ぜて本が置かれ、ひょっこりとシブいやつらが顔を出します。
ふだん本屋さんで5000円以上するような本を見ると、高いと思ってしまいがちですが、同じような値段の他ジャンルの商品と並んでいるとそうでもなく感じるから不思議。むしろお洒落なオブジェのように見えたりもします。「ホテル」らしきコーナーに置かれた帝国ホテルの写真集とかね。

新感覚の東京みやげが探せそうです。

ちなみに、お隣の丸善では入り口近くで文学、哲学、社会学、評論、思想などの古典・名著を扱う特集その名も「そうだ、本がある」を展開中でした。旅先でじっくり先人の叡智に親しんでみては?という素敵な提案。こちらも要注目!


Tokyo's Tokyo
スマートなショップの外観。奥の壁面が本のメインコーナー。

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