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「本と演劇にまつわるワークショップ」レポート(2)

この記事では、にしすがも創造舎で行われたワークショップ<Leading Reading Scenario>の後半のようすをレポートします。前半はこちら

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ひと息ついたら、後半に突入です。
今度の台本は先ほどよりも空欄が多く、自由度が高いぶんだけ難しくもあります。
参加者には知らせていませんが、作品はチェーホフの「かもめ」。
文学史上に輝く名作をどう料理するか?
上手くまとめるには前半で培ったチームワークも大事になりそうです。

今回はやはり難度が高いからか、みなさんかなり集中した表情。
後半の台本は空欄が続きます。
ひとつひとつのセリフ選びよりも、それらをどう組み合わせるかが難しいところです。

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(左上:何度も本棚に向かいます 右上:鉛筆のように集中力を研ぎ澄ます? 左下:台本とにらめっこ 右下:焼けたページからぴったりな一言が見つかるかも・・)

参加者の方のお子さん。彼女だけは緊張感と無縁。
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カメラ担当(左)と司会進行(右)もこっそりチャレンジしました。
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予定の時間を迎えてもなかなか仕上がらないほどの熱中ぶりでしたが、
各チーム自信作ができあがったところで、今回は前に出て発表していただきました。

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読み方だけでなく、立ち位置を工夫したり小道具を使ったり、
それぞれのアイディアが光っていました。
テキストも意表を突いた言葉がときにスムーズに、ときに強引に組み合わされて、
不思議な魅力を持った作品が生まれていたように思いました。

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ふだんではなかなか手に取れない数の戯曲の本を開き、
言葉を拾い集めて、声に出して読んでみることで、演劇と本、
両方のおもしろさを体験して持ち帰ってもらおう、というのが
今回のワークショップの趣旨でした。

参加者の方々が素晴らしいアティチュードを発揮してくださり、
また にしすがも創造舎のスタッフの方々に惜しみないご協力をいただき、
予想以上の成果を挙げられました。

本当にありがとうございました!
(鬼)
おまけに続く

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