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アメリカ人
ハワード・ファースト(著)山田敦(訳)
青銅社 / 1952年 / 初版
状態/ B
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1200
スタンリー・キューブリックの映画『スパルタカス』の原作である『蜃気楼』でも有名なニューヨーク出身の作家。本作は、戦後にアメリカで行われた進歩的な人々への弾圧へ抗議する政治小説です。
1886年5月1日、資本主義的な発展による労働者の増加のなかで、全国の労働者が連帯、団結して8時間労働制を要求する集会が起きた。デモは平和に過ぎたもののその後、労働者が警官と衝突し、集会の数日後に何者かが爆弾を投げ、警官が死傷するという事態になってしまった。これに対する裁判のなりゆきはひどいものだった。一つの証拠もないままに、偏見のみでデモの指導者を犯人としてでっちあげ、死刑にしたのである。
これが世にヘイ・マーケット事件として記憶されている出来事ですが、その後の顛末はあまり知られていません。しかし、その7年後、政治生命を賭してヘイ・マーケット事件での裁判がまったく公正ではなかったと認め、服役中のアナーキストを釈放したの人物がいました。その人物こそがイリノイ州知事であったジョン・ピーター・アルトゲルドその人で、本書『アメリカ人』の主人公なのです!本書は、アルトゲルドの生涯を小説にすることで、戦後のアメリカを暴露した政治小説。 装幀:永見譲治 天・地・小口ヤケ 絶版 (川上)