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戦後フランス詩集
高村智(訳・編)
思潮社 / 1968年 / 初版
状態/ B
¥ sold
朱色と緑がかったブルーの二色が少し焼けた紙になじんでいて、内容と共に思潮社らしいなあと思わせる一冊。この色が赤と青じゃないってのがミソです。本書がその24に当たる本シリーズ「現代の芸術双書」は海外の個人詩集が主で(「3」にサリンジャーの短編小説集が入ったりしている。)アンソロジーでしかみないような詩人も一冊にまとめられています。それゆえここでも、アラゴン、ギルヴィック、シャルル・ドブジンスキー、ユベール・ジュワン、オリヴェン・ステン、ジョルジュ・L・ゴドー、ジャン・ルイ・ウードビーヌと、今では聞き慣れない名前が多いですが、巻末に「人と作品」として一つ一つその背景の説明が付いているがとても丁寧な作りになっています。 小ヤケ 絶版 (川上)
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嘔吐
ジャン・ポール・サルトル(著)白井浩司(訳)
青磁社 / 1947年 / 初版
状態/ B
¥ sold
実存主義のそしてサルトルの代表的な一冊、『嘔吐』。本書は、戦後すぐに青磁社から出た初版。印象深い深紅のカバーと「現代仏蘭西小説集」とタイトルに冠された文字、最後に付されているサルトルの年表が、時代の活気を感じさせます。現代佛蘭西小説集。  蔵書印あり(川上)
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危険な関係、セシル・ド・ヴォランジュの手記 2冊組
コデルロス・ド・ラクロ(著)伊吹武彦(訳)
創元社 / 1948年 / 初版
状態/ D
¥ 2000
ピエール・アンブロワーズ・フランソワ・コデルロス・ド・ラクロにより、1781年に出版され、フランスに一大センセーションを生んだスキャンダルの書の全訳。時の女王マリー・アントワネットの蔵書の中には、豪華な装幀をほどこされ、表紙には王家の定紋をちりばめたタイトルの記されない一冊として並び、スタンダールに密かな讃歎を、ボードレールに共感を抱かせ、ジードの書棚に愛蔵書の一冊として並んだ『危険な関係』。あとがきによると、ゴンクールは、その著書において、『危険な関係』は「『君主論』が十六世紀イタリアの政治道徳に対すると同じ地位を、十八世紀フランスの恋愛道徳に対してもっている」と述べているとのこと。
また本書は、一見、厚さ2センチほどの小著に見えますが、600ページを超える大著で、とても薄い紙に印刷されている特殊な作りになっています。続巻の方は、作中人物のセシル・ド・ヴォランジュの手記として書かれ、「十八世紀好色風俗を微笑によって諷刺した奇書」。 正箱欠、蔵書印あり  絶版 (川上)
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ファニー
マルセル・パニョル(著)永戸俊雄(訳)
白水社 / 1935年 / 4刷
状態/ D
¥ sold
「彼女はファニーそのものであった。彼女とファニーとが別々なものであるなど、想像も出来ぬほど、それほどまでに、彼女はファニーだった。」とあるほどに素晴らしき女性の物語。フランスの国民的作家、マルセル・パニョルの代表的な作品。 背ヤケ、カバ小イタミ 絶版 (川上)
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失われた横顔
フランソワーズ・サガン(著)朝吹登水子(訳)
新潮社 / 1975年 / 初版
状態/ B
¥ sold
そういえば、田辺聖子さん原作の映画『ジョゼと虎と魚たち』でサガンの絶版本がフューチャーされています。そもそも池脇千鶴さん演じるジョゼはサガンの小説『一年ののち』に登場する主人公の名前からとったもので、その続編『すばらしい雲』を新刊書店に探しに行く妻夫木くんに対応する、荒川良々の「ぜっぱーん」のセリフは、本映画中最大の見せ場でもあるのですが、その後、妻夫木くんが50円で『すばらしい雲』を見つけてくるのには、つい、ありえない!と叫んでしまいました。文庫でも難しいのに、たしか宇野亜喜良装幀の箱入りハードカバーだった気がします。よくないことに、妻夫木くんはさらに「探してみるとあるもんですねー」なんて軽口を叩いています。脱線しましたが、実はそのさらに続編といえる本があって、本書がその続編であり、完結編であります。こちらも入手困難な上、宇野亜喜良さんの美しいカバーにとじられています。 絶版 帯 装幀:宇野亜喜良 (川上)
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陽気な騎兵隊、三角ものがたり 他
G・クールトリーヌ(著)獅子文六・安堂信也 他(訳)
東京創元社 /1957年 / 初版
状態/ C
¥ 1400
訳者が「獅子文六、安堂信也」という点が気にとまりました。安堂氏はサミュエル・ベケットの翻訳者として知られ、獅子文六はユーモア作家として知られていますが、元は演劇が専門で、文学座創立者の1人でもあります。 作者のクールトリーヌは、フランスの作家で本作は初期のユーモア小説。フランスでは「駅売りの安本から、豪華本に至るまで」いろんな版で出版されかなり愛読された作品。『陽気な騎兵隊』では、彼自身の軍隊生活も反映されているだけあって、その情景が目に浮かぶようでついひきこまれてしまいます。 函イタミ 絶版 (川上)
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エプタメロン<ナヴァール王妃の七日物語>
平野威馬雄(訳)
誠文図書 /1982年 / 初版
状態/ B
¥ 1000
本書はボッカチオの『デカメロン』のイミテーションともフランス版『デカメロン』ともいわれた、16世紀フランスに現れた奇書。愛、官能、不貞などロマンティックな話や艶やかな話で、世界艶笑文学の典型の一つとされている内容を、詩人・仏文学者であった平野威馬雄氏が「大胆に訳し」ています。巻末には「エプタメロン」に関する各種資料や本書の作者とされるナヴァール王妃マルグリートの簡易な伝記なども載っていて、興味をひかれます。 装丁・絵:和田誠 絶版 (川上)
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昼も夜も晴れて
フランソワーズ・サガン(著)朝吹登水子(訳)
新潮社 /1980年 / 初版
状態/ B
¥ 2400
サガン7番目の戯曲。財閥の一人娘で、若い頃から放蕩生活を送り、財閥の息子を相手にした企業結婚後も好き勝手なことをし続けたゼルダが精神病院から退院してくるシーンから始まります。コメディ・デ・シャンゼリゼ座で上演された公演では、主人公ゼルダをゴダール作品でもよく知られるアンナ・カリーナとのこと!サガンと言えばおなじみの訳者、朝吹さんは「外国人のためうまく科白を使いこなせなかったとの批評があり」と書かれていますが、今となってはアンナ・カリーナをイメージしながら本書を読み進めるのも一興です。装画:池田満寿夫、レイアウト:田淵裕一 天、小口シミあり 帯あり 絶版 (川上)
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心の青あざ
フランソワーズ・サガン(著)朝吹登水子(訳)
新潮社 / 1973年 / 3刷
状態 / A
¥ 800
本書は、戯曲「スウェーデンの城」の続編にあたる小説の合間にサガンの独白が日記風に入ってくる風変わりなもの。サガンと言えばもはやお馴染みの訳者、朝吹登水子さんも「どちらかといえば神秘につつまれていたサガンという人間を知るには必須の作品」と書いている。カバーの岸葉子さんの絵も趣を添えています。装幀:岸葉子 絶版 (川上)