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脳波 最新科学小説全集14
ポール・アンダーソン(著) 山田 純(訳)
元々社 / 1956年 / 初版
状態/ C
¥ 1000
SF初期の巨匠ポール・アンダーソンの処女長編。本作品はこの後、早川書房の文庫やポケミスに入りますが、本書で本邦初紹介。 箱イタミ 絶版(川上)
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スパイを捕えろ
エリック・アンブラー(編)
荒地出版社 / 1981年 / 初版
状態/ A
¥ 1500
この本は、スパイの見本市のようで、いろいろな土地にいる、様々なスタイルのスパイの物語を楽しむことができるのがおすすめポイントです。

「いやな相手」ジョン・ガバン / 北村太郎
「踊り子ジューリア・ラッツァーリ」サマセット・モーム / 河野一郎
「最後の特使」コンプトン・マッケンジー / 伊藤悟
「I Spy」グレアム・グリーン / 北村太郎
「ベオグラード、一九二六年」エリック・アンブラー / 菊池光
「バラと拳銃」イアン・フレミング / 井上一夫
「殺しが丘」マイケル・ギルバート / 北村太郎

やっぱりスパイはカッコよくなくっちゃ。読み終わるとそう思いました。ジェイムズ・ボンドのようにキメキメでもいいし、「I Spy」で描かれるスパイのいる空間の、そこはかとなく張り詰めた雰囲気もハンサムだと思います。 地小ヨゴレ 絶版(クヌギー)
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鴛鴦の間
舟橋聖一
文藝春秋新社 / 1957年 / 5刷
状態/ B
¥ 1300
私はこの本を見るまで、この作品の存在を知りませんでした。が、調べてみたら、映画にもなっていました。実際、映像にしやすい話です。ありがちで、カラフルで、深刻すぎない。けれども、登場人物たちががどんな思惑でいるかがテンポの割に緻密に書かれているので安っぽくないです。 男女の関係は神聖もないし、汚れきったものでもない、その間を行ったり来たりしなければならないからうれしくも、おもしろくも、やるせなくも、情けなくもあり・・・とにかく、ままならないものなのです。装幀は、記名がありませんが佐野繁次郎だと思われます。 見返し遊び紙に購入者署名あり  絶版(クヌギー)
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漱石名作漫画
夏目漱石(著)岡本一平(訳)
近代文学館 /
状態/ B
¥ 1800
夏目漱石の名作に漫画がついているという珍しい豆本。しかも、作畫は岡本太郎の父親、岡本一平。収録作品は、「坊ちゃん繪物語」、「坊ちゃん遺跡めぐり」、「草枕繪物語」。細かい筆遣いながら大胆さを感じさせる岡本一平の絵がつくと、全く別の作品のような味があります。函入り 函ヤケ 絶版 (川上)

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戦後フランス詩集
高村智(訳・編)
思潮社 / 1968年 / 初版
状態/ B
¥ sold
朱色と緑がかったブルーの二色が少し焼けた紙になじんでいて、内容と共に思潮社らしいなあと思わせる一冊。この色が赤と青じゃないってのがミソです。本書がその24に当たる本シリーズ「現代の芸術双書」は海外の個人詩集が主で(「3」にサリンジャーの短編小説集が入ったりしている。)アンソロジーでしかみないような詩人も一冊にまとめられています。それゆえここでも、アラゴン、ギルヴィック、シャルル・ドブジンスキー、ユベール・ジュワン、オリヴェン・ステン、ジョルジュ・L・ゴドー、ジャン・ルイ・ウードビーヌと、今では聞き慣れない名前が多いですが、巻末に「人と作品」として一つ一つその背景の説明が付いているがとても丁寧な作りになっています。 小ヤケ 絶版 (川上)
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男性自身 素朴な画家の一日
山口瞳
新潮文庫 / 1988年 / 初版
状態/ B
¥ 800
男性自身シリーズの一冊。山口さんの日々の雑感が語られたエッセイ。含み笑いをしてしまうような話を聞かせつつ、当時の情景が目に見えるような文章は飽きのこない味がします。一つ一つのタイトル下に柳原良平の絵が挿してあるのも楽しく、「柳原良平さん」というタイトルのエッセイでは、2人でトリス・バーに行き、悠然とハイボールを飲んでいたなんて話がされていて唸ってしまいます。 裏表紙小ヨゴレ 絶版 (川上)

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スパイの歴史
R. セス(著)深沢京子(訳)
高文社 / 1965年 / 初版
状態/ C
¥ 1200
トロイ攻略に用いられたことで高名なトロイの木馬と実行にあたったシノンの話に端を発し、東洋、ロシア、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリスと世界中のスパイの史実を詳細に語られます。スパイ小説好きには必携の一冊。 カバーイタミ 絶版 (川上)
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すべてはイブからはじまった ーユーモア・スケッチブックー
リチャード・アーマー、ロバート・ベンチリー他(著)浅倉久志(編・訳)
早川書房 / 1991年 / 初版
状態/ A
¥ 800
1987年から3年間、ハヤカワ・ミステリ・マガジンに連載した中から選んだ、ユーモア・アンソロジー。編・訳を担当する浅倉久志氏のあとがきも詳しく、「ユーモア・スケッチ」とは「笑いを意識して書かれたエッセイ風の単文につけた便宜的な総称」としています。和田誠の気の抜けた装幀がとってもマッチしてます。 背小ヤケ 絶版 (川上)
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世界推理名作全集6 クリスティー カー
A. クリスティー、J. D. カー(著)河野一郎、中村能三(訳)
中央公論社 / 1960年 / 初版
状態/ C
¥ 1200
一つ前の「nK00092」と同じく世界推理名作全集の一冊。こちらの方が後のナンバリングながら、一年手前に出ているのは、おそらくこちらが第二回配本に対して、「nK00092」は第八回配本のため。内容とは関係ありませんが、こういう場合は初版年がはじめに出版された年というわけではないようで、勉強になります。
収録作品は、
クリスティー「アクロイド殺害事件」、「うぐいす荘事件」
カー、「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」
箱ヤケ、ヨゴレ 絶版 (川上)

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世界推理名作全集 4 フィルポッツ チェスタートン
E.フィルポッツ、G.K.チェスタトン(著)宇野利泰、田中西二郎(訳)
中央公論社 / 1961年 / 初版
状態/ B
¥ 1500
怪奇小説を味わうには、日当たりのいい公園よりも、丑三つ時に枕元の読書灯の明かりのみで読む方が適しているように、推理小説においては適当な装幀のものよりも、気の利いた装幀がほどこされた一冊で味わう方が適しているに決まっています。そんな気の利いた装幀に間違いなく当てはまるのがこの一冊。 黒と白のストライプにタイトルが書かれたレモンイエローの紙片が貼り付けられた表紙。本体は表紙の張り紙に合わせた色で背表紙は余白を十分にとり、地から五分の一くらいの位置に黒マスを配し横書きで「世界推理名作全集」とタイトルを書き入れています。本文印刷を「株式会社精興社」、装幀印刷を「求竜堂印刷株式会社」と続き、製本、製函、本文用紙、装幀用紙、クロスを全て別会社が担当する力の入れよう。装幀者をたしかめると、「中林洋子」とあります。どこかで聞いたと思って調べてみたら、くらげ書林さんが『いろは4号』で特集されていたり、デザイナーの服部一成さんが褒めたりしていました。
収録作品は、
フィルポッツ「赤毛のレドメイン家」
チェスタートン「ブラウン神父物語」
どちらも名作ですが、ぜひこの一冊で。 絶版 (川上)

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たくさんのお月さま
ジェームス・サーバー(作)今江祥智(訳)宇野亜喜良(絵)
文藝春秋 / 1976年 / 初版
状態/ B
¥ sold
訳を今江祥智、絵を宇野亜喜良が担当というお得意のコンビネーション。映画『虹をつかむ男』の原作者でもあるサーバーの作もさることながら、宇野亜喜良の異国風の雰囲気がよく生きたカラフルな絵本に仕上がっています。まさしく、GIFT BOOKとして誰かにプレゼントしたくなる一冊です。 GIFT BOOK LIBRARY 新書のひとまわり大きいサイズ このバージョンは絶版 (川上)
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嘔吐
ジャン・ポール・サルトル(著)白井浩司(訳)
青磁社 / 1947年 / 初版
状態/ B
¥ sold
実存主義のそしてサルトルの代表的な一冊、『嘔吐』。本書は、戦後すぐに青磁社から出た初版。印象深い深紅のカバーと「現代仏蘭西小説集」とタイトルに冠された文字、最後に付されているサルトルの年表が、時代の活気を感じさせます。現代佛蘭西小説集。  蔵書印あり(川上)
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危険な関係、セシル・ド・ヴォランジュの手記 2冊組
コデルロス・ド・ラクロ(著)伊吹武彦(訳)
創元社 / 1948年 / 初版
状態/ D
¥ 2000
ピエール・アンブロワーズ・フランソワ・コデルロス・ド・ラクロにより、1781年に出版され、フランスに一大センセーションを生んだスキャンダルの書の全訳。時の女王マリー・アントワネットの蔵書の中には、豪華な装幀をほどこされ、表紙には王家の定紋をちりばめたタイトルの記されない一冊として並び、スタンダールに密かな讃歎を、ボードレールに共感を抱かせ、ジードの書棚に愛蔵書の一冊として並んだ『危険な関係』。あとがきによると、ゴンクールは、その著書において、『危険な関係』は「『君主論』が十六世紀イタリアの政治道徳に対すると同じ地位を、十八世紀フランスの恋愛道徳に対してもっている」と述べているとのこと。
また本書は、一見、厚さ2センチほどの小著に見えますが、600ページを超える大著で、とても薄い紙に印刷されている特殊な作りになっています。続巻の方は、作中人物のセシル・ド・ヴォランジュの手記として書かれ、「十八世紀好色風俗を微笑によって諷刺した奇書」。 正箱欠、蔵書印あり  絶版 (川上)
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暗い春
ヘンリー・ミラー(著)吉田健一(訳)
人文書院 / 1953年 / 初版
状態/ C
¥ 1500
『北回帰線』と『南回帰線』の間に出版された、ヘンリー・ミラーの短編集『暗い春』。ミラーの特徴の指摘に迷いながらも、「ロレンスは性に就て率直に考えることの必要を、その生涯を賭して主張したのであり、これに対してミラアは、それを殊更に主張することが大事だとも思わない、ロレンスよりももって解放された人間なのである」と評す、吉田健一が翻訳していることもまことに興味深いです。 最後のページ小シミあり (川上)
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わが手の宇宙
フレドリック・ブラウン(著)早川書房編集部(編)
中央公論社 / 1966年 / 再販
状態/ C
¥ sold
SF界のストーリーテラー、フレドリック・ブラウンの作品を早川書房編集部が編纂した短編集。作品ごとに訳者が違うのも一興。あとがきでは福島正実氏が本書の主体となった、"Space on My Hands"のブラウンによる序文を全訳しています。「…最後にいのる ー ねがうらく、読者諸氏の読書の歓びが、ぜめて、私がこの本の印税として受けとる小切手を現金化する喜びに等しからんことを!」 最後のページシミあり 絶版 (川上)
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ファニー
マルセル・パニョル(著)永戸俊雄(訳)
白水社 / 1935年 / 4刷
状態/ D
¥ sold
「彼女はファニーそのものであった。彼女とファニーとが別々なものであるなど、想像も出来ぬほど、それほどまでに、彼女はファニーだった。」とあるほどに素晴らしき女性の物語。フランスの国民的作家、マルセル・パニョルの代表的な作品。 背ヤケ、カバ小イタミ 絶版 (川上)
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猟奇の果て 地獄の道化師
江戸川乱歩
桃源社 / 1962年 / 初版
状態/ C
¥ 1000
江戸川乱歩の著作は、新刊書として売っているものでたいていを手に入れることができます。けれども、なにかスペシャルなシリーズで揃えたいのならば、この桃源社の『江戸川乱歩全集』がオススメです。なんといっても、このカバーが魅力。子供の頃、劇画タッチの表紙が怖くてポプラ社の江戸川乱歩の本が読めなかった私としては快哉を叫びたいところです。1冊1冊違う、でも共通してシンプルで洗練されたデザイン。江戸川乱歩自身も、刊行に当たり、「全巻揃ったら、さだめし美事なものになるだろうと楽しみである」と語っています(あとがきより)。その美事なもの、私も見てみたいのですが、いつのことやら。 背ヤケ、カバ小イタミ 絶版 装幀:真鍋博 (クヌギー)
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失われた横顔
フランソワーズ・サガン(著)朝吹登水子(訳)
新潮社 / 1975年 / 初版
状態/ B
¥ sold
そういえば、田辺聖子さん原作の映画『ジョゼと虎と魚たち』でサガンの絶版本がフューチャーされています。そもそも池脇千鶴さん演じるジョゼはサガンの小説『一年ののち』に登場する主人公の名前からとったもので、その続編『すばらしい雲』を新刊書店に探しに行く妻夫木くんに対応する、荒川良々の「ぜっぱーん」のセリフは、本映画中最大の見せ場でもあるのですが、その後、妻夫木くんが50円で『すばらしい雲』を見つけてくるのには、つい、ありえない!と叫んでしまいました。文庫でも難しいのに、たしか宇野亜喜良装幀の箱入りハードカバーだった気がします。よくないことに、妻夫木くんはさらに「探してみるとあるもんですねー」なんて軽口を叩いています。脱線しましたが、実はそのさらに続編といえる本があって、本書がその続編であり、完結編であります。こちらも入手困難な上、宇野亜喜良さんの美しいカバーにとじられています。 絶版 帯 装幀:宇野亜喜良 (川上)
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橋の上の天使
ジョン・チーヴァー(著)川本三郎(訳)
河出書房新社/ 1992年 / 初版
状態/ B
¥ 2000
サリンジャー、アーウィン・ショー、アップダイクなどと並び「ニューヨーカー」派の作家と評されるチーヴァーの傑作短編集。チーヴァーの好んだサバーヴィアの憂鬱や孤独が淡々としかし美しく描かれます。 絶版 帯 (川上)
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モーテル・クロニクルズ
サム・シェパード(著)畑中佳樹(訳)
筑摩書房/ 1986年 / 初版
状態/ A
¥ sold
タイトルが格好いいなあ。劇作家で俳優でもあるサム・シェパード。「パリ、テキサス」をはじめ、ヴィム・ベンダース作品の脚本も共同執筆したりしてますと言われれば、おのずとめくるめくページからさまようためにあるようなアメリカの荒涼とした風景が浮かんできます。ちなみに、サム・シェパードはピュリッツァー賞までとってます。 絶版 帯 (川上)
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ナット・ターナーの告白
ウィリアム・スタイロン(著)大橋吉之輔(訳)
河出書房新社 / 1970年 / 初版
状態/ B
¥ sold
装幀を田中一光が担当する「今日の海外小説」の小説。カバーイラストは辰巳四郎氏ですが、本棚に並べておくにはちょっと怖すぎるくらいの眼力が感じられます。しかし、アメリカ黒人史の一部を代弁するようなナット・ターナーの顔としてはふさわしいのかもしれません。「アメリカ黒人奴隷史上唯一の効果的かつ継続的な反乱」に関する重要文書「ナット・ターナーの告白」から構築された本書は、1968年度ピュリッツァー賞を受賞し、全米ベストセラーの首位を18ヵ月間独占した大作。 見返しに小蔵書印あり 絶版 (川上)
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情史 中国千夜一夜物語
馮夢龍(著)飯塚朗(訳)
新流社 / 1946年 / 初版
状態/ D
¥ 2400
明の末から清の始めにかけて偉大な編纂者だった馮夢龍による千夜一夜物語。元は24種の情にわけられた大著ですが、本書は各種の情から2,3篇ずつとった約58篇の訳出。アラビアだけでなく、中国の夜から生まれる艶のある物語もなかなかです。 最後の遊び紙にヤブレあり 絶版 (川上)
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黒い本
ローレンス・ダレル(著)河野一郎(訳)
中央公論社 / 1961年 / 3刷
状態/ B
¥ 1600
重々しい黒い箱に入った黒い本、その名も「The Black Book」。真鍋博氏によるエンボス加工のタイトルが雰囲気を醸し出します。「死せる土地での死本書はせる人生」をテーマに書かれ、俗物を寄せつけまいとするような比喩もちりばめられていますが、ディラン・トマスに「嘔き気と興奮を」催させ、T・S・エリオットに「小説の未来に対する希望」を抱かせ、ヘンリー・ミラーに「チョーサーよ、シェイクスピアよ、くたばるがいい!『黒い本』によって宣言された、先駆的宇宙に栄光あれ!」と叫ばせた一冊。 装幀:真鍋博 絶版 (川上)
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ぼく自身のための広告 上下 2冊
ノーマン・メイラー(著)山西英一(訳)
新潮社 / 1962年 / 初版
状態/ B
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ノーマン・メイラーが60年代以前にエスクヮイア、ヴィレッジ・ポスト、ニューヨーク・ポストなどなどに書いていたものをまとめたエッセイ集。しかし、ただのエッセイ集ではなく、全てのエッセイに、「著者の現在の趣味、好み、弁解、自負、そしてときには告白でもって」、広告がそえられている。著者自ら語るように「読者たちをよろこばせてあげたいという殊勝な考え」が感じられるなかなか粋な作り。ノーマン・メイラーの軽快な一面が覗ける一冊。 カバーイタミあり 装幀:上口睦人 絶版 (川上)
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天の光はすべて星
フレドリック・ブラウン(著)田中融二(訳)
ハヤカワ・SF・シリーズ / 1964年 / 初版
状態/ B
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フレドリック・ブラウンというと短編SFの旗手、という印象があります。軽妙なプロットを巧みに用い、読んでいてつい、うまいっ、と膝を叩かせるような作者だと思ってましたが、長編もいくつか書いていて、本書は2冊目の長編。
本書の主人公である一等宇宙航空士マックス・アンドルーズは、満点の星空を見上げて、SFファンを含む宇宙にロマンを感じるものたちの気持ちを代弁します。

「わたしたちの銀河系宇宙の中にだけだって約十億の恒星がある。その大半には、惑星がついている。かりに一つずつとして十億の惑星だ。もしその惑星のうちに、千に一つ、地球と同じ種類に属するもの…があるとしたら、…百万の世界が、われわれが行って住みつくのを待っているんだ」

ちなみに、旧題は『星に憑かれた男』でしたが、現在では、恒星の数は約二千億と言われているらしく、夢は拡がるばかりです。グッときた方はぜひ。 絶版 (川上)
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ぺてん師列伝 あるいは制服の研究
種村季弘
河出文庫 / 1986年 / 初版
状態/ C
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昨今の詐欺が面白みもなく、冷酷な印象しか与えないのに対して、本書に登場する詐欺師たちは笑えるほど面白く、スカッとする痛快さがあります。ここに出てくるぺてん師たちは、相手の弱みにつけこむのではなくて、強みにつけこんでその力構造ごと見事にひっくり返してしまいます。種村季弘の真髄が感じられる痛快列伝。 1ページ目折れあり 絶版 (川上)
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ダニエル書
E・L・ドクトロウ(著)渋谷雄三郎(訳)
サンリオ文庫 / 1985年 / 初版
状態/ B
¥ 1500
かつて、ノーマン・メイラー、イアン・フレミングの担当編集者だったドクトロウによる問題作。本書では、朝鮮戦争勃発後まもない1950年代はじめに起こった、スパイ疑惑をめぐるローゼンバーグ事件をモデルとして、1930年代後半から1960年代末までのアメリカの歴史を描きます。実験的手法を駆使することによって、すでに忘れ去られた激動の時代を再び色濃く浮かび上げています。 背上小ヤブレ 絶版 (川上)
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コメディアン犬舎犬地獄
沼田陽一
光文社 / 1978年 / 初版
状態/ B
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『コメディアン犬舎の友情』に続く第二弾。沼田さんいわく、「僕の考えるコメディアンとは単なる道化役者のことではない。気障という誇りを覚悟で書けば「心の傷の慰め手」ということになる」と。たしかに、心に余裕のないときは猫より犬に頼りたくなります。蛇足ですが、『いぬのえいが』が卑怯なほど猛烈に涙を誘うのもこの点に関係がある気がします。こちらの装幀のエアデール・テリアもなかなか魅力的。 装幀:山下勇三 絶版 (川上)