「書き込み」を楽しみ、本に新たな価値を加える write on books

「write on books」とは読んで字のごとく、 本に「書き込み」をしてもらうという企画です。

ふつう、古本に「書き込み」があると売り物としては価値が下がってしまいます。 しかし、「書き込み」は前にその本を手にした人の思いや考えの痕跡ととらえることもでき、 新刊本にはない古本独特の魅力なのです。よく見るととても面白いのです。 そして、何より「本に書き込みをする」のは、本と親しくなる方法の一つです。

しかし、本に書き込みをするのには抵抗感があります。 本は大切にすれば、人から人へ受け継がれ、百年以上読み継ぐことができるものです。 私たちもむやみな書き込みはしてほしくありません。 書き込みにも姿勢があります。本への愛がある書き込みは、 より本を大事にしようと思わせてくれます。

「write on books」では、（不完全な）書き込み本を集めます。 よい本であっても、ふつうの商品としてはもう価値が付きづらい本たちです。

展示を見に来た方には、それらの本から気になる本を手に取り、 読書の時間を記録するように、書き込みを楽しんでいただきます。

この本たちにみんなが書き込み（write on books）をしていくことによって、 新しい価値が加わり、その本はどんどん個性的になり、 ここにしかない世界に一冊の本になります。

展示している本たちは、もちろん買うことができます。 イベントが終わったあとに、本をお送りします。 どんな本に仕上がっているか、楽しみにお待ち下さい。

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