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地中で本を読み、知を蓄える場所

「地中図書館」は、千葉県木更津市にある、自然との共生体験施設、 [KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)]の中に新たにオープンしたライブラリーです。
KURKKU FIELDSをさまよう中で、突如あらわれる大地への入口。 潜り込むとその先に、思いがけない空間と選書の数々が広がります。
大地にそびえ立つのではなく、洞窟のように地中に横たわる空間。 自然や農的な暮らしに関するものを中心に、詩、哲学、歴史、宗教、科学や経済にまで 独自の広がりやつながりが感じられる本を選書しました。
優しい明かりがこぼれる幻想的な空間で、 本との出会いをゆっくりとお楽しみください。

土の中のさまざまな微生物や菌類のように広がる知のネットワーク

地中図書館は、土の中に横たわるという珍しい図書館です。
図書館の上には、木々や草たちが生え、その周りには野鳥たちが飛び交う景色が見られますが、地上の美しい自然の風景は、土の中のさまざまな微生物や菌類、彼らのネットワークによって支えられています。 それと同じように、私たちの日々の生活もまた、表には見えないさまざまな知識や知恵によって支えられています。そして、微生物や菌類の循環が滞ることで地上の自然に影響がでるように、知識や知恵をどのように学び実感するのかによって、私たちの未来も変わっていくように思います。 KURKKU FIELDSという場所で感じた体験をきっかけに、豊かな想像力を育めるような知識や知恵に触れられる選書を心がけました。

選書は、50以上のカテゴリから選び、棚ごとに分類されていますが、カテゴリは表示せず、 棚と棚の間はあえてかけ離れたジャンルを配置しています。 この図書館は「さまよう」というテーマも持っていて、来館者がさまよいながら、 ここでしかない形でさまざまな本に出会えるように企画しています。
地上の自然を体験するとともに、地中に広がる本たちとの出会いを、さまよいながら愉しんでください。

地中図書館について

企画・選書:川上洋平 / book pick orchestra
設計:中村拓志 / NAP建築設計事務所
構造設計:金箱構造設計事務所
運営:KURKKU FIELDS
所在地:千葉県木更津市矢那 2503 KURKKU FIELDS(Google Map
開館時間:12:00–17:00
※cocoon、TINY HOUSE VILLAGEの宿泊者は、閉館後の17:00以降も利用可
休館日:火曜・水曜日(祝日を除く)
入館料:無料(KURKKU FIELDS入場時に支払う保全料300円が必要)
入館方法:予約制(※KURKKU FIELDS MEMBERSHIP加入者のみ利用可 / 年会費:1,000円[千葉県民500円])
オープン日:2023年2月16日(木)

ウェブサイト:https://kurkkufields.jp/experience/library/

地中図書館の写真

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