文庫本葉書担当・クヌギより、今回は、文庫本葉書や文庫本画廊に関係しないイベントのご案内です。
渋谷区神宮前の「美肌室ソラ」での、『詩と音楽「眠る前に一篇の詩を。」』で、詩のセレクトと朗読(声に出して読んでみることの実践)を担当します。
「詩と音楽」の”音楽”を担当されるのは、扇谷一穂さん。しっとりとしたドリーミーでニュートラルな声の持ち主です(矛盾しているようですが、そうなのです。←個人的意見)。
そして会では、coucouの、この会のためにブレンドされた「おやすみティー」をお召し上がりいただきます。
美肌室ソラがあるのは神宮前ですが、とても静かな一角です。
詩を声に出して読むことで、昼間の喧騒に疲れた気持ちをリセットしたら、次は、ゆったりと音楽に包まれるひととき。
少人数で、言葉と音に触れる秋の夜長を過ごしに、お出かけください。
◆詩と音楽「眠る前に一篇の詩を。」
日時: 10月12日(水)19時~21時
参加費: おひとりさま3,000円(税込) coucouおやすみティー1杯付き
お申込み: contact@bihadasora.com
※お名前、ご連絡先メールアドレスと携帯番号、参加人数を明記の上、
件名「10/12の会」とし、メールにてお申込みください。
詳細はこちら
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この会は、季節が変わるごとに4回、開催する予定です。今回が初回にあたるので、わたしの意気込みというか、セレクト役を引き受けた気持ちを書いておきます。
わたしはふだん、文庫本葉書を作るために、さまざまなジャンルの本を読み、そこから短い文章を抜き出しています。詩歌の本もありますが、小説やエッセイから抜き出したものを、「詩みたいだな」と感じることもあります。
詩のことを深く学んだわけでもないけれど、「詩みたいだな」と感じる。そういうことは誰にでもあると思います。そして、それが「詩への親近感」だとも。けれども、「詩ってむずかしい」「詩を読むのは気恥ずかしい」「たくさん読んでいないから語れない」という、詩に対する敷居の高さを感じている方が多いのが現実です。
それって、ちょっともったいないな、と思います。
だれもが、それまで読んだなかで、「お気に入りの詩」を持っていいのだから。
「詩への親近感」を持っている、ひとりの市井の読者であるわたしの、詩への近づき方、詩の楽しみ方をご紹介しつつ、いっしょに季節の詩を読んだり、聞いたりしたいと思っています。
(詩のほか、短歌や俳句も織り交ぜる予定です。)
会で紹介できる詩はほんの少しだけれど、心を動かされたものがあれば「お気に入りの詩」にしてもらいたい。帰り道に、言葉を心で繰り返し、そして、その一節をご家族やお友だちに話してもらいたい。
そんな気持ちで、紹介する作品を選んでいます。
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