選りすぐりのお酒とともに本を楽しんでいただく「SAKE TO BOOKS」。
南青山のシェアオフィスFAROにあるレストラン「PORTUS」を会場に日曜日の夕方から開催しました。
この日は、関東に台風10号が近づいている影響で小雨が降ったりやんだりのあいにくの天気にもかかわらず、常連の方もはじめての方もゆっくりと本を楽しみにいらしていただきました。
さて、みなさんはどんな本と出会ったのでしょうか。
素敵な雰囲気の「PORTUS」が会場
今回のワインは4種類
マッカーサーに楯突いたことでも知られる、白洲次郎がお好きだったとのことで、追加で90年代の太陽の白洲次郎特集を。
FAROオーナーの堀さんは、画廊をテーマに、銀座「現代画廊」の画廊主でもあった洲之内徹の代表作と、柳宗悦がものを集めることの何たるかを書いた『蒐集物語』、川本三郎の近場の旅の名紀行文を。
こちらは、お仕事で関連したことがあるという、『苦海浄土』で知られる石牟礼道子さんの本と、吉行淳之介と開高健の大人の対談集『美酒について』を。
文章にピンと来て選んでいただいた一冊。メキシコの画家ポサダが表紙を飾ります。先日惜しくも亡くなられた長田弘さんの若い頃の詩集。
新宿書房の名シリーズ、干支の動物に関わる短篇だけを集めたアンソロジー。こちらは『羊』の巻。
「ユーモア」をテーマに、実は名エッセイストでもある、ピアニストの大御所山下洋輔さんの一冊。
吸血鬼系がお好きとのことで、バンパイアの代名詞となったドラキュラの原作、ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』を世界第ロマン文庫で。お友達も初期の装幀の岩波少年文庫の『名探偵カッレとスパイ団』、海の恋人と呼ばれる、ジャック・イブ・クストーのサメにフォーカスした『海のテロリスト』。
数学系読み物の名作中の名作、サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』をお友達へのプレゼントとして。