12/3(火)-15(日)DIC川村記念美術館ミュージアムショップにて文庫本葉書を販売
文庫本葉書部長・クヌギです。
このたび、DIC川村記念美術館ミュージアムショップにて文庫本葉書が販売されることになりました。
ギャラリー展示『「ヒンメリ」と贈りもの』の開催に合わせての期間限定です。展示と合わせて冬の豊かさ、贈りものの温かさを楽しんでいただければ幸いです。
■DIC川村記念美術館 ギャラリー展示『「ヒンメリ」と贈りもの』
会期: 2013年12月3日(火)-15日(日)
開場時間:10:00-16:00
休館日: 12月9日(月)
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「ヒンメリ」をご存知ですか? わたしはフィンランドのクリスマス飾りと思っていたのですが、どうやらちょっと違ったみたいです。
現在のようなクリスマスの風習が広がる以前、北半球の各地では様々な形で冬至祭が行われていました。闇の退去と光の再生を願い、自然の恵みに感謝して祈りを捧げたのです。フィンランドに12世紀から伝わる冬至祭の装飾品「ヒンメリ」は麦わらに糸を通して作られるモビールで、その名は「天」を意味すると言われます。暖かい陽を浴びて大地に育った麦は、ヒンメリに姿を変えることで光の依り代となり、人の心を天へ届けてくれたのかもしれません。(DIC川村記念美術館HPより転載)
冬至祭。お祭りとして祝うのではないけれど、冬至には決まったならわしのあるわたしたちには、クリスマスより深いところから親近感がわいてくるように思います。
わたしはDIC川村記念美術館のある千葉県で生まれ育ちました。千葉県は全国でも日照時間の長いほうです。それでも冬至は子供のころから「覚えておいて待つ日」でした。今年の冬至はいつかたしかめておいて、その日がくると、たしかに日が早く沈むのだと子供なりにしみじみと思ったり、かぼちゃを食べてゆず湯につかったからもう風邪をひかないのだと妙に大船に乗った気持ちになったりしました。そしてそれは、親元を離れた今もつづけている数少ない季節行事です。
そんな冬至にゆかりのあるヒンメリから贈りものに思いをはせるこの企画にお声がけいただいて、とてもうれしく思っています。
(余談)文庫本葉書を冬の贈りものに
そのままでシンプルに、また、飾りつけをして贈ると楽しさが増します。絵は苦手という方は、最近はやりのマスキングテープを使うと貼るだけで雰囲気を変えることができます。
そのほかに、プレゼントに添えるカードとして、気軽なプレゼント交換にもいかがでしょうか。受け取った方にその場で開いてもらえれば、一緒に中から出てくる本に盛り上がることもできますよ。