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那須記

11月後半の三連休の初日は、ピーカンの行楽日和でした。(風、冷たいけど)

益子のstarnetさんからのご縁もあって7月から古本を置かせていただいていた那須は黒磯のカフェ、1988 CAFE SHOZOさんへご用事がてら、ドライブがてら、出かけてきました、晩秋の那須。

ROOMSの前にあった植木

群馬を越えた辺りから、山は黄と赤と緑色。遠くの山は富士山みたいに雪をかぶってます。秋です。
高速をおりてしばらく行くと軒の低めの町まちのが続き、1988 CAFE SHOZOさんらが軒を連ねる一角へ向かいます。

着いたらまずは腹ごしらえ。
SHOZOさん向かいのブックピックいきつけ(?)のイタリアン、バール・トタンにてランチ。
お豆のスープがあったかいのと冷たいのがあったのにびっくり。
あとブックピック主任ドライバーのT氏の頼んだ魚介のトマト煮についていたマヨネーズみたいなソースのうまいこと。冬の味だ。ほかのメンバーもそれぞれ違うもの。ラザニア、ホタテのペペロンチーノ、塩豚のトマトソースパスタ。お皿を回してみんなで味見。
バール・トタンのランチ

そのあと、少しあたりを散歩してから CAFE SHOZOさんへ販売していた本の引き取りへ。

実は、1988 CAFE SHOZOさんでの古本販売は、ギャラリースペースのスケジュールのカンケイもあり、しばらくお休み。また置かせていただくことができればうれしいです。

ただ、文庫本葉書に次ぐ新製品の開発へ向け、着々と準備を重ねております。たくらんでおります。
1988 CAFE SHOZOさんでも、おいしいコーヒーとケーキを再び回し食いしつつ、密談に華を咲かせておりました。これはまたそのうち。ひひひ。

1988 CAFE SHOZOにて1988 CAFE SHOZOにて

今回参加のうちワタクシだけ、初那須。光とたてものの具合が絶妙なまちでした。
冬だからってだけでなく。午後の光あたるいちいちが。

この日、偶然家を出る前に鞄につっこんできたのが松尾芭蕉の「おくのほそ道」(ドナルド・キーン英訳付きの講談社文庫版)
実は芭蕉さん、日光から那須にも寄っていたらしく、ふとその段で手が止まりました。
芭蕉は春、私は秋。季節は違えども、風景と空気の色に同じくするものはあったかと昔に思いを馳せ、おうおう。奇遇じゃねえか、と思わず江戸っ子口調になりながら、待ち合わせで向かう電車の中で思わぬ偶然ににんまりしたものでした。

ボンヌ

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