| 東京南半球(上野編)(20040229sun) 春ですね。うららかと言っても過言がない日々が続きますが、夜は底冷えがしたりして、あなどれないというかんじがひしひしとしています。春はただでさえあなどれません。浮力がありますから。なんと言っても。 とはいえ、お出かけ気分を刺激されるのはしょうがないです。だって私たち冬眠してたんだもの。あったかくなってくればのそのそ起き上がっていろいろなにかしらやりたくなるというのが生物と書いてナマモノと読むものの性なんですもの。みなさま昨今いかがおすごしでしょう?浮き立ってくしゃみして、鼻汁たらしていらしゃったりするのでしょうか。 で、ちょっとクエスチョンです、と「世界不思議発見」ばりにいきなり出題。 できればこれは社会人の人に想像していただきたい。(なんせ学生は時間が有り余ってそれをどう使うかが特権ってわけですから。2、3、7、8、9月は休み、日曜も盆も正月は勿論、下手すれば月火水木金、休日です。まさに毎日がにちようび。そんな人には空白の時間の歓びなんて。わからない、というか深さが違うのです。) さて、ここでうんうんとうなづいた毎日が戦場のあなた。眼をとじて、考えてみて下さい。ああ、でも目を閉じては文章が見えないですね。比喩として、心静かに自分に問いかけて、答えを待って下さい。ゆっくりと、これからの文章を読んで下さい。なんか怪しい匂いもしますが。怪しくないので。売り付けたりしないので。 えー、あなたは、なぜか突然、平日にぽっかり予定が空いてしまいました。前々からの休日ではない、急な休みです。友達を誘おうにも、急すぎて誰も都合が合いそうにもない。といっても、家でごろごろするにはあまりにもよい日差し。さて、あなたなら、その平日のある突然の休みの日をどう使いますか? はい。浮かびましたか。答え。どこにしました?家の側の公園、平日の図書館、買い物、水族館、映画館、パチンコ・・・。あなたの欲望のカタチはなんだったでしょう? で、この質問の意図は何かというと、私、今回、コンサルなんですよ。コンサルタント。平/休日コンサルタント。略して平休コンサル。もっと言えば平休(ヘイ、キュー)。あなたの平日の休日をより好くするのが、私の使命。なに、最初は相談ということで。無料体験レッスンです。よりよい休日を満喫していただけることが、私の歓びなんですから。あ、自称です。ちなみに。 で、自称平休としては、何処をおすすめするかと言うと、東京南半球です。かといっても、単なる東京を北と南にすっぽり分けた、その下側の話ではありません。 半球において、北と南に経済格差がかまびすしいように、東京の東と西もなにか微妙なヒエラルヒーがある気がします。もちろん、東にしても東京、丸の内、銀座界隈はまた別。新宿/渋谷と東京/銀座を対比されるといろいろ微妙な感じで香りたつものもありますが、それでも東京における南半球は、東京を四等分したときの、上半分右です。山の手でいうと、池袋ー秋葉原間くらいですね。 池袋、大塚、巣鴨、駒込、田端、西日暮里、日暮里、鴬谷、上野、御徒町、秋葉原。区でいうと、北区、荒川区、台東区、墨田区、足立区、豊島区・・・。これだけ並べてみると、なんだかしょっぱい、塩むさいにおいがしませんか。私はします。そして私はこれら、東京南半球を愛しきっています。 東京に来て5年、もうすぐ6年目に突入しようとしていますが、西側にとんと縁がありません。大学とかはちょっとそっちがわにあった時期もあったのですが、居住区としては最初蒲田、次浅草、その次鶯谷、とジョジョに北上しています。自分でもちょっと不思議だなあと思ったりもしていたのですが、落ち着くんですね。しみったれたこっち側が。 別にキッチュなことを自慢しているわけでも、バカにしているわけでも、やけくそでもないです。ただただ光が美しいのです。猥雑に、しかも、白痴的な、ごちゃまぜな、光。混乱して、ゲラゲラ笑いたくなるような。 で、最初のクエスチョンの理由を。東京の平日を満喫するならば、忙しく人が動き回る所よりも、ぽっかりしている東京南半球を。そしてその中でも、昼の上野はすごいです。特に上野公園周辺の平日。美術館めぐりのおばちゃま、動物園や科学博物館に向かう制服姿の修学旅行生の固まり、上野公園の居住者の方々。暇そうな学生。あそこには、混沌があります。なまじっか、観光客しかいなそうな浅草より。そして空が広いです。時折思い出したように吹き出す公園の噴水。東京国立博物館の広い敷地を企画展ではなく、常設展をめぐるもよし、ただランチのためだけに入るも良し、芸大に行くも良し、旧岩崎邸まで足をのばしてみたり、国際こども図書館の重厚な建築と蔵書の面白さに舌をまいたり、根津/谷中を散歩して迷子、反対側に歩いて浅草/合羽橋。そのまま水上バスで浜離宮に行ったりとか。うなぎも、みよしのあんみつ、蕎麦も。なんでもござれ。というかなにもしない方がよいです。あそこは。ただそぞろ歩いて。そして日が暮れる。 今日、東急の田園都市線に乗って、三軒茶屋に行ってきました。 優しい街でした。いいところだなあと感心しきりました。西側は優しいです。柔らかくて、落ち着いていて、しなやかで強い。そういう女の子を知っています。開けた緑色の、私鉄の走る東京北半球は、そういうリアリティがあります。(また吉祥寺より西になるとまた違いそうですが。) でも春ですから、なんたって。ざわざわしますから。今日は期しくも、閏年。四年に一度のこの日ですから、ちょっと大風呂敷広げちゃいます。皆様、平日の休日には、是非、上野でぼんやりを。そして、お困りの際には、ヘイキューをどうぞよろしく。ご相談にはいつだって懇切丁寧に答えます。ではまた次回、があるかは、ちょっと謎。(Bonne) 用語集トップ/あ/か/さ/た/な/は/ま/や/ら/わ |