ドレミノテレビ(20040104sun)

 いやー、あけましておめでとうございます。

 あけっぴろげです。でもあけたかんじがないです。フラットに年が明けてしまいました、気がついたら行く年来る年が終わってました。年々フラットになっていきます。

 まあそれはいいとして、ここ数日間、ひたすらごろごろしてました。本当は卒論を書かなきゃならないのに。駄目ニンゲンですわ、でした。それは私が悪いんではないです。原因はテレビでした。

 現在私は家具付きの外国人が多く住む共同住宅に住んでいるんですが、そこの備え付けのテレビが古くて、小さくて、未だになぜかアンテナ式でして、しかも調子がよくなくて、番組が6、8、10ぐらいがかつかつ(しかし色がよくわからない、運がいいときは4chも)見える、と言う状態で、NHK(と衛生放送)が結構お好きなタイプの私はフラストレーションがぐつぐついってたんですね。

 そこで年末、実家に帰らない(帰れない)ことだし、私のフラットテレビ(画面だけのね)を強奪して行き、なおかつケーブルテレビまでひいている弟が帰郷している隙に、部屋を貸してくれ!とつめより、今は入谷の自宅から西荻の弟の別邸です。テレビ環境的にはサイコーです。以前はそんなにテレビッ子ではなかったんですが抑圧の反動でしょうか、狂ったようにたいして面白くもない番組に見入ってしまって。なーにやってんだろ、と思わず自己嫌悪に陥りそうでしたが、私、これを見れただけでシアワセ!ことしは多分オッケー!!と思えた番組が。

 それが教育テレビの「ドレミノテレビ」でした。

 正確にはテレビ、ではなく、ネットで映像を見たのですが、教育テレビが最近熱い、という噂を聞きながらも、「うちNHK見れないんだー」と受信料支払い拒否を吹聴するかのごとく言いまくっていた私が実際ブラウン管ごしに見れたのは、UAがうたのおねえさんを務める音楽教育番組ではなく、小錦のコニチャンと野村萬斎氏らが出ていた「にほんごであそぼ」という日本語をテーマにした番組でした。ぼーっとつけていたら、見れたのです。テーマは海。金子みすずの歌や石川啄木や与謝野鉄幹の詩がシュールにでも野村氏のすこぶる好い声で唄われる映像を見聞きして、あっと思いました。思い出しました。そうだ、ずっとみたかったんじゃないか。教育テレビ。

 教育テレビといえば、学校を休んだりするとエンドレスで見れる特権ばかりが思い起こされますが、私がその自分に最もクリエイティブというかあっとおどろく番組なんだったかなーというとのっぽさんとゴンタくんの「できるかな」があの奇妙な音楽でなんだか印象に残っているものの、「おーい、はにまる」「探検、僕の町」「おでこのめがねででこでこでこりん(名前失念)」だのかなりシュールではあるけれど、大人が見ると、ふーん、ってかんじのもの。でも今の子どもは幸せだなー、っていうかこれを見た子どもが私たちくらいになったときにそれを語っている様を思い浮かべるとはなはだゆかいでもあります。どんな影響を与えるんでしょうか。

 「にほんごであそぼ」もさることながら、「ドレミノテレビ」はネットでも番組配信していてそれが結構とんでもない。UAがうたのおねえさん、は眼をつぶることにしよう。アイアイを歌っても。おもちゃのチャチャチャを歌ったとしても。でも振り付けは珍しいキノコ舞踊団で、そして毎回のゲストがなによりすごい。倍音Sに栗コーダー・カルテット、足立智美ロイヤル合唱団に野村誠さんの鍵盤ハーモニカバンド・・・。私がここ3、4年で知った人たちがちょっとはにかんだりしながらテレビに、教育テレビに出て「リズムのひびきをきいてみよう」という教材になっちゃってるわけです。すごいすごいという噂は聞いてましたがこんなクオリティの高いものを見れていいなーとひたすらうらやましがっていた私。特に先日放送されたという大友良英さんの回なんかいいんか?ってかんじです。

 個人的に今教育関係(しかも音楽)の仕事に末端ながら従事しているのですが、それをやりながら思うのは「やっぱり音楽は楽しくなくちゃ」と深く深く思うんです。音楽はどんな種類であれ、歓びの部類に属しています。と思っています。それをどうやって人(子ども)に伝えていけるんだろう、と思います。でもやっぱり一番なのは音楽やってる人たちが歓んでやってることです。ドレミノテレビにはそれがにじみ出てて、子役の子どもたちも演技でなく本当に楽しんでて。いい番組だなあ。うらやましいなあ。といいっぱなし。いやー、うらやましい。健やかに育っておくれ。子どもらよ。とクラーク博士のように心の中でつぶやいて、私はこの感動で重い腰をやっとあげ、卒論書きにとりかかれそうです。(Bonne)

にほんごであそぼ http://www.nhk.or.jp/kids/nihongo/index.html
ドレミノテレビ http://www.nhk.or.jp/doremi/index2.html



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