200311113(木) 串田孫一

 今日は午前中仕入れに行き(なかなかの収穫でした)、夕方から往来堂でバイトでした。いつものように掃除をしながらふと棚を見ると、いつ出たのか串田孫一の最新刊『星と歌う夢』(平凡社)がありました。少し読んでみると、まだまだ現役感バッチリ。渋いながらも、むしろどんどん広がりのある方向へ向かっている気がします。『論座』などに近年書かれたエッセイのほか、書き下ろしのアフォリズムなども。仕事中にもかかわらず、つい読んでしまいました。

 そう、当たり前のようにここまで書いてしまいましたが、串田孫一さん、そもそもご存知ですか?登山家であり詩人であり、哲学者でありエッセイストであり、装丁や装画までやってしまうという縦横無尽っぷり。それゆえ、『論座』などに連載してきちんとこうして新刊を出すかと思えば、静岡にあるパン屋さんのグッズをつくったりしているわけです。山を登っているときに見た植物のことなど、身の回りのことからスタートして、それを時によって詩にしたり哲学的に思考したりはたまた装画にしてしまったりする、そのやわらかさが魅力。古本でも根強い人気があります。特に日記モノ好きの僕としては、80年代に書かれたその名も『日記』などはマストです(が、実はまだ買えていないのです…)。串田さん同様にぼくらがチェックしている、戸板康二さんとの往復書簡をしている様も描かれていたりするようで、今から読むのが楽しみな一冊。早く手に入らないかな。

 そういえば今日は、一冊仕入れることができました。訳書も入れると数百冊あるという著書はまだまだ揃いませんが、なんとかコーナーとしてカッコがつくくらいは集めて、より詳しく皆さんに紹介できればと思っています。お楽しみに。(内沼)

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