| 20031101(sat)東京湾岸
私は仕事で晴海によく行きます。昨日は一日晴海島にいて、お昼にぽっかり2時間空いてしまって、勝どきでお昼を食べました。あのあたりって高層マンション開発の盛んな新しい空気の所かな、と思っていたのですが、築地が近いせいか、ものすごくごはんのおいしいところが多いという発見がありました。3ちゃん経営系の、小さなお店に穴場いっぱい。そういやもんじゃストリートの月島も隣島だしね。勝どきサンスクエアの中の「越路」、おいしい刺身定食。カウンターしかないお店。テレビでよく聴く懐メロより一寸古い、べたべたの歌謡曲が流れて、お父さんが刺身を作る、お母さんがお味噌汁をよそう。注文を受けたりお客さんに気を配ったりしてるおにいさんが垂れ目でかわいかった。そうして仕事に戻りしばし労働、ふと遠くを見ると、空気が金赤になっています。空が広いから、本当に夕方がきれいなのでした。遠くに見える豊洲の高層ビルも、靄のせいで淡い桃色。下のほうはまだ目がさめているような水色だけど、その割合はどんどん減っていって、いつか真っ暗。ここのところ部屋の中での仕事が多くて、「夕方になる」のを体験するのは久しぶりで、久しぶりの、とてもよいものを見た気がしました。
湾岸と言えば、♪スプリング/サマー/オータム/ウィンター/スノウ!/湾岸スキーヤー♪(ザウスはつぶれちゃってIKEAになりますね)。「事件は(中略)現場で起こってるんだ!」。いろんなイメージ、歌、まつわるエトセトラがあるわりに、実際あんまり行ったことないや、って方が多いんじゃないでしょうか。東京の湾岸と言っても多分はっきりした定義はなく、大体お台場、晴海、豊洲、最近は汐留も入るのかな?広くは横浜山下公園、千葉浦安なんかも。要するに、東京湾の海岸沿いなんですね。あとは湾岸道路とかもあるな。
今日もまた辰巳に行きました。地下鉄の有楽町線で月島、豊洲、辰巳。白のペンキの壁と無機質な天井が意図せず可愛い、だだっぴろい倉庫の4階から見えた夕焼けは、ピンクとクリームと青が混ざったような色のくせに透明で、下に小さく見えるたくさんのクレーンと工場も含めて、これまたなんとも甘く綺麗でした。
小さい頃に、小学校の校庭とか、田んぼの真ん中とか、一寸広い空き地とかで遊んだ後に、誰かが「ゆうがただ!」と気づいて、帰るかあと一寸遊ぶか決めかねる時の、まわりが急に広くなったみたいな、宇宙の近づく夜がくるのがわかるみたいな。ひろい空のすくなくなっている東京で、ひろい空の残る湾岸は、じっくりのんびり夕方を味わえる場所なのかもしれないと思うこの頃です。(山田)
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