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コレクティブ・ハウス (20031026sun)
はじめまして。Bonneと申します。さて今日は、日本で最初の賃貸型のコレクティブ・ハウス「かんかん森」に見学に行ってきたお話を。コレクティブハウス(Collective
house)というのは、北欧で生まれた住居の形態の一種なんですが、共有スペースをたくさん持っている集合住宅、というのがいちばん簡潔な説明でしょうか。個人の居住空間がありながら、キッチンや洗濯室、図書室、庭といった生活空間の一部を共有化、共同化(Collective)することによって、個人のプライベートを守りつつ、でも安心して他人と接することのできるような「堅苦しくない共同生活」というものを実現しようという個人生活と共同生活のいいとこ取りしたような住まい方です。
そして私がなによりも惹かれたのはみんなで分担して食事づくりや食べることを共同化する「コモン・ミール」ということでした。「一人で食べる食事はエサだ」という岡崎京子の言葉が座右の名の私です。知らない人同士がご飯を食べる、作るという形で生まれるつながりは、とってもあったかくてシアワセのにおいがするではないですか。
ニギリストとして前日のロケットに参加した同じくコア・ニギリストのゆきちゃんと待ち合わせて見学。老人ホームや保育園や病院も入った建物の二階、三階部分がコレクティブハウスになっていて、コモンミールをつくるための業務用の立派な器具の並ぶキッチンではハロウィンパーティーのためのパンが焼かれ、かぼちゃがつぶされ、多世代の人たちが動働いていていい匂いがただよっています。男の子とおじいちゃん(血縁関係なし)が遊び、その子の遊ぶ声が響きわたる中、説明を受け、住居の規模や設備などを見学した後に実際に住んでいる方々と机を囲んで実際の住環境などについてお話をしたり、「かんかん森」のコーディネーターをしているNPOのコレクティブ・ハウジング社の方ともお話をしたりしました。「賃貸か、持ち家かとか、一人暮らしか、家族と暮らすかといかではない、いろいろな住み方があっていい」「生活を自分で選ぶことは生活をつくっていくことで楽しいことなの」「今の日本人は人間関係の築き方についてもなんにしても、言語障害みたいにになっているでしょう?」といった熱いご意見を聞かせてくださいます。でもそれがとてもかたっくるしい感じでも鼻息が荒いかんじでもなくふんふんそうね。と聞ける柔らかなゆるやかさを持っていて、それは共同でする、とか話し合いをする、といったことが「食べる」ということが中心にあるかんじにとても似ていてとても心地よいのです。
そう、食べることはものごとを柔らかくしてくれます。シアワセはきっと食べ物の形をしているのでしょう。住むことも食べることも生きることもシアワセも少しずつシェアしながら、それでもやっぱり自分だけのお城ができること。住むことや生きるとかっていうのは現実的でたいへんだったりするけれどそれでも楽しく、やわらかに、やっていきたいなあと思えたとてもよい日でした。(Bonne)
かんかん森:http://www.chc.or.jp/project/kankanmori/
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