アダプテーション(20031012sun)
 ゴル、ゴルゴルゴルゴルゴルゴール!!とジョン・カビラばりに立ち上がって騒いでしまいました。昨日のサッカー日本×ルーマニア戦、試合内容がすごくいいというわけでもなかったのですが、世界のナカータはキレキレでした。脅威のボディバランスでガシっと相手を抑えて、スイスイとルックアップしながらのドリブル、絶妙のタイミングでバシュッとスルーパス。近年稀に見るほどの絶好調。得点シーンもナカータの完璧なフンワリパスからノーマークの柳沢のボレーシュート!ナカータのパスは諸手を上げての賞賛に値します、さすがです。
 とはいえ、諸手をあげてのというのは、サッカー以外だとなかなかやりません。言うまでもありませんが、そんなにしょっちゅう、諸手を上げていたら、さすがのオーバーアクションに相手の信頼も失いかねないでしょう、逆に怪しく見えます。一対一だったりすると、一瞬、熊かと思って襲われるっ!、と思うかもしれない。
 なのになのに、もろもろの誤解の危険性を忘れ大衆の面前で迂闊に諸手を上げかねなかったのが、映画『アダプテーション』なのです。映画でも見ようかなー、とふらりと行ったのが大当たり!監督は、『マルコビッチの穴』、『ヒューマンネイチャー』のスパイク・ジョーンズ、脚本はコンビのチャーリー・カウフマン。内容的にあんまりしゃべらないでとにかく見に行くべし!といった映画なのですが、ほんとのさわりだけおしゃべりすると、脚本家のチャーリー・カウフマンが脚本を書かねば、と四苦八苦する淡々とした日々の話…と思いきや!なんと驚きの…とにかくっ!できた脚本はすごいです。細かい比喩や主張の描き方、内容にも共感がもてます。今までの非凡な2作を考えても、間違いなく最高傑作。そして、観賞後は立ちあがって優雅に拍手を送るのではなく、カウフマン万歳!と諸手を上げたくなるような塩梅になっているのです。(川上)
アダプテーション公式ホームページ:http://www.adaptation.jp/

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