影絵UMIRA(20031004SAT)

 長いこと「暇すぎて死ぬ」が口癖だったのに、最近はいっちょまえにも、忙しくて時間がないってな感覚を味わうこともしばしばで、大人の階段を上っていることをよく実感します。今日はその最たるデーで、言うなれば「外回り」ウィークエンドでした。朝5時に起き、資料作成をした上で、青山に移動。その後、秋葉原、有楽町、新宿と回り、いくつかのタスクをこなした後、夜9時過ぎに目黒に到着。そこには、駅からバスでさらに10分ほど移動したところ、碑文谷にある友人宅へ荷物を取りに行くために訪れたのですが、実はここ、「影絵の巣」でもあるんです。
 ここの住人は、高校時代に自主制作で映画を撮った後、映像じゃ物足りない!と影絵に取り組み始めました。いくらかの下準備期間を経て、この春に銀座の某ギャラリーで初作品を発表。その後も着々と活動を続け、影絵という新しい表現方法の可能性を模索しています。僕もちょこちょこ顔を出すのですが、これがホンとにおもしろい。作品そのものはもちろん、制作方法、制作集団の組織の様子がなんともユニークなのです。いや、ユニークというよりもなんだかよくわからないって言うほうが正確です。メンバーはその住人が中心で、それを取り囲むのは、某劇団の俳優や色んな学生、好奇心旺盛な社会人などなのですが、それがみんな超協力的かつ禁欲的。もちろん影絵のおもしろさを享受していて、それが大きな動機になっているんだろうけど、それだけであそこまで動けるかいっていうくらい、キビキビ、テキパキ。不平も言わずキビキビ、テキパキ。そのメンバー達を巧みに、かつたどたどしくディレクションしながら、ひとつのまとまった形を作っていくというリーダーの制作方法もまた、安易な理解を退けるものであるように僕には思えます。なんだかよくわかんないんだけど、ただ事じゃないかも、と思わされるようなことがそこで起こっている気がね、してくるのです。その手探りの活動の中に、新しい可能性が潜んでいるかのように予感させてくれて、興味を持たされっぱなんです。
 つい先日も中野のウナカメというカフェで上演したそうですし、今後も色々な企てがあるようですので、作品そのもののおもしろさは、ぜひご自身の目でチェックするのをお勧めします。超乞うご期待!(高島)

影絵UMIRA:http://www.super-jp.com/umira/

※追記(20040319fri)
第1回公演『土の蜜』が、3月21日(日)に目黒にて開催されます。詳しくは影絵UMIRAまで。(内沼)

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