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「ブックピックオーケストラ オンライン古書店」の本棚「写真・映画・身体表現 ALL」です。新しい本が上に並んでいきます。

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お楽しみはこれからだ
和田誠
文藝春秋 / 1975年 / 7刷
状態/ B
¥ 1000
映画の名ゼリフを元に絵と文をかいていくという和田誠さんのシリーズ。この企画性はどこかブックピックに似ていると思います。またこの一冊は疑惑の一冊で、表紙をめくった遊び紙に蔵書印とともに、「和田誠」と本人らしき署名があります。本物かどうかはたしかではありませんが、どちらにしても古本ならではの魅力あふるる一冊です。ちなみに、ブックピックのメンバー内では、80%で本物ではないかとの判断。 サイン入り!?  蔵書印あり(川上)
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ファニー
マルセル・パニョル(著)永戸俊雄(訳)
白水社 / 1935年 / 4刷
状態/ D
¥ sold
「彼女はファニーそのものであった。彼女とファニーとが別々なものであるなど、想像も出来ぬほど、それほどまでに、彼女はファニーだった。」とあるほどに素晴らしき女性の物語。フランスの国民的作家、マルセル・パニョルの代表的な作品。 背ヤケ、カバ小イタミ 絶版 (川上)
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視覚文化 メディア論のために
日向あき子
紀伊国屋書店 /1978年 / 初版
状態/ A
¥ 1400
美術評論家、日向あき子氏によるメディア論。「カプセル叢書」というおちゃめな名前の叢書の一冊で、編集は多田道太郎、中野収など。説明によると、「情報に囲まれた現代社会を情報環境論という新しい視点から考えます。…日常的な現象が文化の変容のなかでどのように発生してきたかを考えるのがこの叢書の課題です。」とあります。おちゃめなわりには真面目です。 本書では、視覚文化に関わる当時の最先端のものをホログラフィー、レーザーリアムからベルばらなど少女マンガまで美術評論家としての著者の印象を織り交ぜながら色々と説明してくれます。カプセル叢書の体裁に合わせてなのか、どこか説明的な印象も受けますが、説明的とは言っても今では忘れられたり、イメージが固定されてしまった作家や作品、それらに対する当時の新鮮な印象が伝わってくるのは、資料的価値もあり。折り返しカバーのカプセルの詩(?)と表紙の浅井慎平さんによる写真がその時代を感じさせる絶妙のユニークさを醸し出しています。 表紙写真:浅井慎平 絶版 (川上)
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テレビと文芸
江上照彦
南窓社 /1968年 / 初版
状態/ B
¥ 1300
「テレビ芸能があげて娯楽、それもたぶんあまり結構ともいえない娯楽一辺倒になっているということである。テレビが国民的メディアという以上、これではお粗末にすぎまいか?」娯楽そのものが悪いとは全く思いませんが、概して1968年に叫ばれた惨状は今も変わっていないようです。けれどその反面、著者のような心意気の遺伝子が今なお感じられる番組もたまにはあります。結果的につまらなく、くだらないものが多いのは、受け手と作り手の番組への接し方の浅薄さがあるような気がします。本書を一読し、著者の真意な態度に打たれた後にテレビのリモコンを手に持てば、普段何気なく見ているテレビ番組が違って見えてきます。見る側が変われば、作る側も変わるのです。 絶版 (川上)
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キブツの娘ほか - 戯曲集
モルデハイ・ベルンスタイン(著)大久保昭男(訳)
講談社 /1968年 / 初版
状態/ B
¥ 1000
著者のベルンスタインは、ウクライナのユダヤ家庭に生まれた、イスラエルの劇作家。幼少期にユダヤ人虐殺を知った彼は、芸術的活動だけでなく、ヘブライ自由兵に志願兵として参加した経験もある、気骨ある人物のよう。タイトルにある「キブツ」とは、イスラエルの共同社会的な生活様式をもつ共同体のこと。イスラエルが形成されつつある時期を背景に書かれたこれらの戯曲は、「現実の出来事のほかに、これらパイオニヤたちの高慢な願い、困難、物質的および精神的な危機、失敗と勝利」が扱われています。悲劇や苦悩そのものは文学的価値ではないですが、それらが文学的な豊かさの密度を濃くすることは明らかに多いのです。装幀:原弘 函小イタミ 絶版 (川上)

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ドラマ仕掛けの空間
松岡和子
創樹社 /1986年 / 初版
状態/ A
¥ 1500
帯に谷川俊太郎さんが言葉をよせていて、冒頭の数ページには、ニキ・ド・サンファル、マルセル・デュシャンの作品写真が入っていて、面白そうです。
松岡和子さんは米英演劇の専門家で、本書はその評論集。松岡さんは専門がありながら、とても知識欲が旺盛な方だったらしく、目次を見てみると、寺山修司、唐十郎に始まって、渡辺えり子、中島みゆき、レニ・リーフェンシュタール、タデウシュ・カントール、三宅一生、ウディ・アレンとつい覗いてみたくなる広範囲の名前が並んでいます。さらに、谷川さんは門外漢にも著者への親近感をわかせるような序文をこしらえていて、やられます。
「喫茶店で、劇場のロビーで、街角で、松岡和子さんはいつも笑いかけながら私に近づいてくる。そしてその明るい笑みの中から言葉が溢れ出てくる。愚痴は聞いたことがない、人の悪口も聞いたことがない。いや聞いたことがあるのかもしれないが、それらもまた楽しみのひとつであるかのように語られるから、私は和子さんの苦しみや悩みに気づかない。」
帯あり 絶版 (川上)