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鴛鴦の間
舟橋聖一
文藝春秋新社 / 1957年 / 5刷
状態/ B
¥ 1300
私はこの本を見るまで、この作品の存在を知りませんでした。が、調べてみたら、映画にもなっていました。実際、映像にしやすい話です。ありがちで、カラフルで、深刻すぎない。けれども、登場人物たちががどんな思惑でいるかがテンポの割に緻密に書かれているので安っぽくないです。 男女の関係は神聖もないし、汚れきったものでもない、その間を行ったり来たりしなければならないからうれしくも、おもしろくも、やるせなくも、情けなくもあり・・・とにかく、ままならないものなのです。装幀は、記名がありませんが佐野繁次郎だと思われます。 見返し遊び紙に購入者署名あり  絶版(クヌギー)
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漱石名作漫画
夏目漱石(著)岡本一平(訳)
近代文学館 /
状態/ B
¥ 1800
夏目漱石の名作に漫画がついているという珍しい豆本。しかも、作畫は岡本太郎の父親、岡本一平。収録作品は、「坊ちゃん繪物語」、「坊ちゃん遺跡めぐり」、「草枕繪物語」。細かい筆遣いながら大胆さを感じさせる岡本一平の絵がつくと、全く別の作品のような味があります。函入り 函ヤケ 絶版 (川上)

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男性自身 素朴な画家の一日
山口瞳
新潮文庫 / 1988年 / 初版
状態/ B
¥ 800
男性自身シリーズの一冊。山口さんの日々の雑感が語られたエッセイ。含み笑いをしてしまうような話を聞かせつつ、当時の情景が目に見えるような文章は飽きのこない味がします。一つ一つのタイトル下に柳原良平の絵が挿してあるのも楽しく、「柳原良平さん」というタイトルのエッセイでは、2人でトリス・バーに行き、悠然とハイボールを飲んでいたなんて話がされていて唸ってしまいます。 裏表紙小ヨゴレ 絶版 (川上)

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猟奇の果て 地獄の道化師
江戸川乱歩
桃源社 / 1962年 / 初版
状態/ C
¥ 1000
江戸川乱歩の著作は、新刊書として売っているものでたいていを手に入れることができます。けれども、なにかスペシャルなシリーズで揃えたいのならば、この桃源社の『江戸川乱歩全集』がオススメです。なんといっても、このカバーが魅力。子供の頃、劇画タッチの表紙が怖くてポプラ社の江戸川乱歩の本が読めなかった私としては快哉を叫びたいところです。1冊1冊違う、でも共通してシンプルで洗練されたデザイン。江戸川乱歩自身も、刊行に当たり、「全巻揃ったら、さだめし美事なものになるだろうと楽しみである」と語っています(あとがきより)。その美事なもの、私も見てみたいのですが、いつのことやら。 背ヤケ、カバ小イタミ 絶版 装幀:真鍋博 (クヌギー)
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コメディアン犬舎犬地獄
沼田陽一
光文社 / 1978年 / 初版
状態/ B
¥ sold
『コメディアン犬舎の友情』に続く第二弾。沼田さんいわく、「僕の考えるコメディアンとは単なる道化役者のことではない。気障という誇りを覚悟で書けば「心の傷の慰め手」ということになる」と。たしかに、心に余裕のないときは猫より犬に頼りたくなります。蛇足ですが、『いぬのえいが』が卑怯なほど猛烈に涙を誘うのもこの点に関係がある気がします。こちらの装幀のエアデール・テリアもなかなか魅力的。 装幀:山下勇三 絶版 (川上)
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コメディアン犬舎の友情
沼田陽一
講談社 / 1975年 / 初版
状態/ B
¥ 1500
犬関係の本を多く手掛ける沼田陽一さんによる異色のユーモア小説。帯には、「エアデールテリアを飼って40年。」と書かれています。40年はちょっとすごいですよ。たまに犬の散歩をしていると、飼い主と飼い犬は似てくるものなんだな、と感じますが、40年となるともはやどっちがどっちだかわからなくなってしまうかもしれません。犬好きは必読の一冊。宮田武彦さんによる装幀も愉快。 表紙小イタミ 絶版 (川上)
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惑星P-13の秘密
高橋源一郎
角川文庫 /1992年 / 初版
状態 / B
¥ 800
「SF,ポルノグラフィ、ミステリー、民話。あらゆるジャンルを横断し、虚構の可能性を切り開く現代文学の冒険(カバーより)」 読書狂のロボットの為に集められた、世界文学の断片。様々な表現形態を駆使した高橋ワールド。 カバー小イタミ 絶版 (平尾)
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剣 三島由紀夫短篇集6
三島由紀夫
講談社 /1971年 / 初版
状態 / C
¥ 1200
「剣」他、短編12編収録。短篇集最終巻ということで、三島自身気に入っている作品ばかり集まっているとか。この中の一編、「私のすべてがこめられている」という「憂国」は、三島自身で映画も主演・監督した(!)という思い入れのある作品。 函、こすれ有り 絶版 (小林)
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革命前後
火野葦平
中央公論社 / 1960年 / 4刷
状態 / C
¥ sold
  私はこの「革命前後」の最後の行を書いてペンをおいたとき、涙があふれて来てとまらなかったことを、恥かしいけれども告白します(あとがきより)——戦中は「兵隊作家」ともてはやされ芥川賞を受賞。戦後には「戦犯作家」として非難を浴び、1960年に50歳にして睡眠薬自殺を遂げた。そんな火野葦平の力強く生々しい作風にぴったりと沿うのは中川一政の装幀。泥臭い存在感あふるる箱入り本である。 装幀:中川一政 箱シミ 本体の天、地、小口小シミ 絶版 (楢山)