
nK00086
危険な関係、セシル・ド・ヴォランジュの手記 2冊組
コデルロス・ド・ラクロ(著)伊吹武彦(訳)
創元社 / 1948年 / 初版
状態/ D
¥ 2000
ピエール・アンブロワーズ・フランソワ・コデルロス・ド・ラクロにより、1781年に出版され、フランスに一大センセーションを生んだスキャンダルの書の全訳。時の女王マリー・アントワネットの蔵書の中には、豪華な装幀をほどこされ、表紙には王家の定紋をちりばめたタイトルの記されない一冊として並び、スタンダールに密かな讃歎を、ボードレールに共感を抱かせ、ジードの書棚に愛蔵書の一冊として並んだ『危険な関係』。あとがきによると、ゴンクールは、その著書において、『危険な関係』は「『君主論』が十六世紀イタリアの政治道徳に対すると同じ地位を、十八世紀フランスの恋愛道徳に対してもっている」と述べているとのこと。
また本書は、一見、厚さ2センチほどの小著に見えますが、600ページを超える大著で、とても薄い紙に印刷されている特殊な作りになっています。続巻の方は、作中人物のセシル・ド・ヴォランジュの手記として書かれ、「十八世紀好色風俗を微笑によって諷刺した奇書」。 正箱欠、蔵書印あり 絶版 (川上)

