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ドラマ仕掛けの空間
松岡和子
創樹社 /1986年 / 初版
状態/ A
¥ 1500
帯に谷川俊太郎さんが言葉をよせていて、冒頭の数ページには、ニキ・ド・サンファル、マルセル・デュシャンの作品写真が入っていて、面白そうです。
松岡和子さんは米英演劇の専門家で、本書はその評論集。松岡さんは専門がありながら、とても知識欲が旺盛な方だったらしく、目次を見てみると、寺山修司、唐十郎に始まって、渡辺えり子、中島みゆき、レニ・リーフェンシュタール、タデウシュ・カントール、三宅一生、ウディ・アレンとつい覗いてみたくなる広範囲の名前が並んでいます。さらに、谷川さんは門外漢にも著者への親近感をわかせるような序文をこしらえていて、やられます。
「喫茶店で、劇場のロビーで、街角で、松岡和子さんはいつも笑いかけながら私に近づいてくる。そしてその明るい笑みの中から言葉が溢れ出てくる。愚痴は聞いたことがない、人の悪口も聞いたことがない。いや聞いたことがあるのかもしれないが、それらもまた楽しみのひとつであるかのように語られるから、私は和子さんの苦しみや悩みに気づかない。」
帯あり 絶版 (川上)

