2月21日(土)、宮本三郎記念美術館にてワークショップ「文庫本画廊を作ろう」を開催しました。
文庫本画廊の展示スペースの隣りで、お気に入りの文庫本で作っていただくこの企画。「どんなものができあがるのかよくわからなかったけど」来てくださった、ある意味チャレンジ精神旺盛な、本を愛する参加者のみなさんが集ってくださり、それぞれすてきな作品を仕上げられました。
作り方を説明するためにデモンストレーターの役をしていた私も、思いがけずこの文庫本画廊作りの楽しさを再発見。バルサに色を塗ったり、ナイフで切ったりと、文庫本葉書以上に“工作”らしいところが、クラフト好きにはたまりません。
また、企画展示のほうはすべて、絵画やイラストなどの“絵”が表紙の本を使いましたが、今回私が作った2つの文庫本画廊は、両方とも布(の写真)が表紙です。
ガラス板代わりのプラスチックフィルムの効果でしょうか。文庫本画廊にするとより布らしく見えました。
また額の色も、スタンダードな金、黒、茶以外のきれい色にするのも、新鮮で、工夫の楽しさが増えたと思います。カラフルなポスカのセットを用意してくださった学芸員さんに感謝です。
今回のワークショップでできあがった文庫本画廊は、今週いっぱい展示されます。参加者のみなさんの力作をぜひご覧ください。
クヌギー