6 | ボクのように、知らないことばかりの者のことを、よく知っているというこの正反対なことを云いだされては、(困ったことになった)と心細くなってきた。本を読まなかったこと、文壇のことを知らないということは事実なのに、小倉先生はその正反対に思っているのである。ボクはナニガナンダカワカラナクナッテシマウ。(P49)
K01172/言わなければよかったのに日記/深沢七郎(著)/中公文庫/1987/3版/B/sold
カバー佐野繁次郎、解説尾辻克彦。日記と言えばまず間違いなく、武田百合子『富士日記』と、深沢七郎のこれでしょう。 |
|