移転作業中デース。
先日お伝えしましたとおり、当ブログの移転作業をおこなっております。
数日中にはログを整理したうえで下記URLがこのブログに取って代わる予定です。
と同時に今回をもってこのURLでの更新は終了します。
こんな辺鄙なところの読者様(もしいましたら)、このブログはもうちょっと(?)だけ続くんじゃ。
http://ordcomic.exblog.jp/
先日お伝えしましたとおり、当ブログの移転作業をおこなっております。
数日中にはログを整理したうえで下記URLがこのブログに取って代わる予定です。
と同時に今回をもってこのURLでの更新は終了します。
こんな辺鄙なところの読者様(もしいましたら)、このブログはもうちょっと(?)だけ続くんじゃ。
http://ordcomic.exblog.jp/
旅行から帰ってきたら1万円分のマンガが待っていました。
これだけ積んでしまうと露骨に好きな順で読んでしまいます。
その中でも一番最初に読んだのが
・『Love, Hate, Love.』(ヤマシタトモコ / 祥伝社)
「今年イチバン好きなマンガ」の予感が、単行本を待って、そして読んでもやはり覆らない。
掲載誌が「FEEL YOUNG」で28歳処女と50歳男の恋愛ものなのですが、お互いの「少しずつ」の距離感と踏み出せないところがたまらなく好きです。
そしてこれやりたかったんだろうなぁとビンビン感じる決め台詞・シーンのことごとくが胸にクる。
大小を問わず作家自身が好きなこと・ものを描こうとしているマンガには心惹かれるものがあるなぁ。
その次が
・『午前3時の無法地帯』(ねむようこ / 祥伝社)
気になっていた連載が単行本化→名和田耕平デザイン事務所の仕事になったシリーズ①
扉絵に見る画風のポップさが、作品内の軽妙なテンポとシリアスになりすぎない空気感を演出していて◎。
『無法地帯』今巻で駆け足気味に(?)一段落というところですが、舞台を引き継ぎ新しく始まった『午前3時の危険地帯』からも引き続き目が離せないです。
という風に「FEEL YOUNG」づいてます。雑誌に新たな男性読者を・・・とまではいかないまでも一つずつの作品はドンドン推していきたいですね!
あと「別冊少年マガジン」が創刊しました。
読んでみて注目したマンガは『超人学園』、『嵐の伝説』、『ロマン三重奏』、『恋忍』です。
雷句誠はやっぱり面白いのですが、やや対象年齢が高そうな当誌で「少年」の目を強く意識してド直球なこの内容、今後の読者との探りあいが楽しみです。
そういう試みができるってのもカッコいい作家ですね。出版社さんにはぜひ、年齢層なんて軽くこえていくような大きな仕掛けを期待します。
ダ・ヴィンチにインタビューが載ったのも効果的か。
雑記
・9月注目とお話した田亀先生の新刊ですが、あの表紙は往来堂では無理!
コメント爆撃がひどいので引越しを考えています。そんなにBMWとアウディが好きか。移転ということになりましたら後日当ブログにてお知らせします。
偶然のことですが、往来堂スタッフの松尾と私三木とは同郷で、二人とも佐賀県出身です。
松尾のほうが先輩にあたるのですが、高校生のころにはアフタヌーンを読んでいたという話を聞くと「今なんかよりずっと本のコミュニティがあったんだろうなぁ」と思うぐらい、佐賀では本と書店が人から遠くなっています。郊外の小型、中型が閉店していく一方、市内のショッピングモールに大型が出店するパタンはまだまだ変わらないようです。
ちなみに今回はモラージュというモールにアニメイトができていました。この手の店が佐賀に投下されるとは驚きです。
入るところを同級生に見られたら大変だけど、でも行きたい。中学生のそんな葛藤が聞こえるようです。
書店は少ないけどがんばれ中学生。その先もずっとマンガを読み続けるようなタイトルに出会ってくれ。
そんなことを考えているのかどうか、往来堂でも立ち読みしてる少年少女に対して強くはやめるように言わないのでした。
・『ダニー・ボーイ』(島田虎之介 / 青林工藝舎)
そうそう、伊藤幸男っていう、ブロードウェイにまで上り詰めた俳優がいてね、彼のことは一度DVDで見たっきりだけど、どんなに立ち姿のいい役者さんも彼の歌声の前には気の抜けたソーダみたいに・・・・・・って実在しないんだった。知ったかはいけません。(※漫棚通信ブログ版さんにて下敷きとなった人物についてまとめておられて参考になります。モデルはいたのですね。)
アメリカはブロードウェイのミュージカル、そこで流星のように脚光を浴びた日本人俳優・伊藤幸男の紹介をおこなう導入、そこから素麺のように流れていくストーリーは、伊藤本人にスポットを当てて彼の生涯を追うのではなく、折々で彼の歌声に魅せられた人たちに伊藤幸男を語らせるというやり方。斬新、ではないですが引き込まれる切り口です。
一方そのために話がトビトビで連続性が希薄なため、狙いすまして掴まえないとするりと抜け落ちていってしまうので気が抜けません。
走馬燈とは違います。
それでも、周囲にどう語らせれば彼の魅力が伝わるかという取捨選択のタイトロープ上を上手く歩いていく。流石は島田虎之介。瞬間瞬間ではありながらも彼の輝きを確かに感じ、読み終わる頃にはどうにも自分も伊藤幸男に惹きこまれた一人であるような気がしてしまいました。
語り手を増やしたり内容を密にすることで、一層分かりやすくなることは間違いないけれどもこの塩梅で。そもそも謎多き人物ですから多少の余白が残り、しかもそこに自分への余地もある。多くの人が納得する仕上がりではないでしょうか。

休配続きでややげんなり。注文していたものが盆明けにきちんと通るかどうか。
唐突に。
コミックスの新刊発売予定一覧というのは、その前の月8日あたりには紙だったりエクセルだったり様々な形式で書店にも知らされています。おおよそのコミック担当員は、そのデータを見ながら取次会社やら出版社やらに「これこれを何冊くれ」という注文をします。するはずです。違ったら教えてください。その締め切りはだいたい20日より手前。
9月分の入力作業が旅行のため後にずれ込んでいたので、本日突貫でアゲました。カレンダー二周分もこなしてみると慣れたもので、逐一POSを参照しなくても適当な数字が出せるようになりました。あとはこの数字の通りに入ってくることなんだけどね!小さい本屋はそうもいかねぇ!
今回はその中から更新予告編のようなつもりでいくつかをピックアップ。気分により番組内容が変わりますことご承知おきください。
・『MO'SOME STING』(ヤマシタトモコ / リブレ出版)・・・10日、『Love, Hate, Love.』(同 / 祥伝社)・・・8日
両タイトルとも短編連載をまとめたもののようです。
というのは「BE-BOY GOLD」をチェックしておらず単行本が僕の初見になるからで、しかしそれでも推す自信をもてる作家です。
『Love, Hate, Love.』は今年読むマンガの中でイチバンの座を譲らないのではないかと、連載が終わった今も思い返します。
『ジュテーム カフェ・ノワール』(同 / フロンティアワークス)の売れ行きも好調で、しかしなぜか僕がレジ番のときには買ってくれないので購買層が掴めません。
東京漫画社あたりの単行本はぜひぜひ男性にも読んで欲しいので、手探りにでも仕掛けを打ちたいところ。
・『髭と肉体』(田亀源五郎 / オークラ出版)・・・12日
この名前を発売一覧で見ることが出来るとは思いませんでした。そして危うく見落とすところでした。
あまりの入手難易度(金額面で)のため、20代で読むことはかなわないと思っていたガチゲイ作品を生み出し続けておられるマンガ家。
まさか普通のB6単行本価格で手に入るとは・・・・・・。なんか同性愛づいてる。
成年向け(指定にかかわらず)は置かないというルールがあるので、何らかの形で目を通してから考えますが、いずれにしてもお手元にぜひ。枕元なんかにおいておくと友達が減るかも知れないけど。
・『オーバーマン キングゲイナー』7巻(中村嘉宏・富野由悠季 / メディアファクトリー)・・・23日
こちらはむしろ鬼胎のマンガ。これが言いたかっただけ。
とはいえ2008年5月発売予定から延期延期でもう1年以上待たされている作品なので、それなりに注目する理由はあります。
・『センセイの鞄』1巻(谷口ジロー・川上弘美 / 双葉社)
この女性はきっと父親に似てしまったんだろうなぁ。うちの妹のようで不憫だなぁ。と思った1話目。
なんて戯言はともかく、今作も谷口ジローの「モノ語り、風景語り」の巧筆・雄弁ぶりはビンビンに活きています。
さて配本に苦しむ(=入荷数指定通りになかなかこない)藤子・F・不二雄全集、9月は『オバケのQ太郎』2巻、『パーマン』2巻です。ぜひご予約ください。特別注文扱いなら入荷しますから!
週刊予定のところを2週間ほど逸してしまいました。といいますのも10日を費やして青春18きっぷで西日本を旅してきたからです。
観光名所はそこそこに、京都では恵文社の一乗寺店、長岡京バンビオ店、大阪ではなんばのわんだ~らんどやコミックハウス阪急32番街、兵庫や岡山でもいくつか書店を見学。そこで売れてる本を探ってはその見せ方を分析したり、勇気を絞って担当の方に挨拶をさしあげたりそうしなかったり、感じるところ多ありということで往来堂のコミック棚もいろいろな手法を取り入れてみるつもりです。
乞うご期待・・・・・・?
試験があるとマンガが読めなくなるー。
・『ポテン生活』(木下晋也/講談社)
モーニング・ツーではレギュラー、モーニングでもほぼレギュラーとして日常1コマ膨らませて4コマor8コママンガを提供している木下晋也。
ドラマチックな作品が多い「モーニング」の中に、いわゆる箸休め的な位置にあることもこのマンガの「平凡さ」・ユルさを効果的にしていると思います。
日常系4コマ、キャラ先立ちの作りネタに食傷気味なヒトにもオススメ。
『ポテン生活』は作家自身がよく考えながら生活をし、ありふれた光景からネタを拾おうと目を光らせています。単行本も奥付にカバー裏まで念の入ったこの外連味たっぷりの味つけ。でもくどくない。
今月発売になる「真夜中」にも4コマを提供していました。注目を集めていく・・・・・・といいなぁ。
お試しで読める作品公式サイトはこちら

まよね~づさんへ
遅れましたがいただきましたコメントに返信をつけさせていただきました。
第一記事乗っ取り失礼しました。>まつおさん

中学生の頃、一日中うえけんのマンガのことを考えていた時期があります。
その上野顕太郎が長編ストーリーまんがを今月のコミックビームで連載開始!
ひとコマひとコマが胸に染み入ります…
「さよならもいわずに」の「に」が細かいよー
「愛はあるよ」*
「愛はあるよ」
ってところがすごくすきです。
(*ずっと同じ向きで寝ている状態から体勢を変えて、相手へ背を向けることのフォロー)
・天食(泉昌之/晋遊舎)
このたび晋遊舎より、泉晴紀と久住昌之のコンビネーム泉昌之で一冊の短編集が発刊されました。
そうです。
久住先生は往来堂書店コミック総発売数屈指の『孤独のグルメ』の原作を担当された方なのですが、このコンビネームでも数多くの快作を世に送り出しています。
最も有名なのは恐らく、TV番組「世にも奇妙な物語」でも題材となった『夜行』という短編でしょう。
ハードボイルドから生まれたかのような男が、駅弁のどの食材から箸をつけるか、延延数十頁もかけて悩み抜く快作です。(『かっこいいスキヤキ』(同/扶桑社)収録)
デフォルメされた劇画調、淡白に描かれたようでいて情緒の本質に迫る泉先生の絵が真剣味と笑いを誘い出します。
今短編集の中では『夜行』の続編にあたる表題作がまず胃袋におさまる作りとなっていますが、それだけで満腹するなかれ、メインディッシュは半分以上を占める短編連作『食い改め候』でございましょう。
とりあげるのは冷やし中華にインスタントラーメン、デパ地下試食、カレー、湯豆腐、ねこまんま、牛丼、カップ焼きそばと世に溢れる「ジャンク」なフードたち。このあたりは『孤独のグルメ』と底流を同じくしており、「決して美食に傾することだけがグルメじゃない、各々のこだわりがグルメなのだ。世の中の盲目美食家どもはさっさと腹を切れ」なんて声が聞こえてきそうです。
確かにそのこだわりぶりや、ジャンクフード嫌いにも唸らせるものがあります。好きも嫌いも同じモノをみていて、その個性をどう捉えているかに過ぎないんですねぇ。
「しかしオレってつくづく、ジャンキーよのォ」
店頭への入荷はちょっと遅れて7/14を予定しています。少数ながら入り口近辺にお邪魔する予定です。
